カントールの定理とは? わかりやすく解説

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カントールの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/10 16:21 UTC 版)

カントールの定理(カントールのていり、Cantor's theorem)は、集合論における基本的な定理の一つで、冪集合濃度について述べたものである。最初にこれを証明したドイツ数学者ゲオルク・カントールにちなむ。




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カントールの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 07:08 UTC 版)

カントールの対角線論法」の記事における「カントールの定理」の解説

詳細は「カントールの定理」を参照 カントールの定理とは次のようなものである定理 Xを任意の集合とするとき、XからXの冪集合2Xへの全射存在しない(従って特に全単射存在しない)。つまり、Xの濃度より2X濃度のほうが真に大きい。 これは以下のように対角線論法用いて次のように示される。 Xから2Xへの全射ψが存在したとする。 Y = { x ∈ X : x ∉ ψ ( x ) } {\displaystyle Y=\{x\in X:x\notin \psi (x)\}} により定義すると、対角線論法より、ψ(x)=Yとなるx∈Xは存在しない。これはψの全射性反する。 上の Y の構成ラッセルのパラドックス用いられる自分自身含まないような集合」と酷似していることに注意されたい。X を「全ての集合を含む集合」として同じことを行うと、2X は X の部分集合ありながらしかも X より濃度大きくなり矛盾生じる(カントールのパラドックス)。したがって、(公理的集合論立場では)「すべての集合を含む集合」は集合ではなくクラスになる。

※この「カントールの定理」の解説は、「カントールの対角線論法」の解説の一部です。
「カントールの定理」を含む「カントールの対角線論法」の記事については、「カントールの対角線論法」の概要を参照ください。

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