ミニ‐パト
《(和)mini+patrol carから》小型のパトロールカー。
ミニパト
ミニパト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:19 UTC 版)
1,500 cc以下でなおかつ、全長4,500mm以下で5ナンバーサイズの枠内に入る(例外的にスズキ・SX4やスズキ・バレーノなどの様に全幅1,700 mmを超える3ナンバー扱いの車種も存在)小型自動車ないし軽自動車を用いたパトカーで、制服パトカーと覆面パトカーの二種あるが、一般的に現場ではミニパトと呼ぶのは本署から比較的遠方の交番や駐在所に配備される「小型警ら車」と、もっぱら違法駐車の取締や街頭での交通整理や指導を行うために使われる所轄署の交通課や交通機動隊に配備される軽自動車 - 1,500 cc程度の制服パトカー(現場でも「ミニパト」と呼ぶことが多いようである)を指すことが多い。「小型警ら車」と呼ばれる前者は1974年(昭和49年)、全国100か所の道路事情や気象条件の厳しい駐在所に初めて配備された(昭和50年版「警察白書」)。政府(警察庁)により国費で1,000 cc - 1,500 ccクラスのものが大量導入され、全国に配備されるため、街頭でも比較的見かける機会が多い。年度によっては4WD指定で入札が行われることがあり、2WD車の入札も行われる場合、その年度は2車種配備されることもある。 また、都道府県費での調達も少なからずあり、その場合は政府調達の車種と違った車種が導入されることもある。現場で「ミニパト」と呼ばれることが多い後者は、特に警視庁のような大都市圏では軽自動車を採用することが多く、取締りの際にパトカーを停車させるスペースさえも確保しづらい混雑した道路では威力を発揮する。地方都市ではいわゆるリッターカーと呼ばれるクラスを採用する傾向が多く、管轄が広く移動距離が比較的長くなることでの、耐久性などを考慮しているものと思われる。調達は、いずれも都道府県費によるものが大多数を占めるため、全国的に統一された車種ということはない。赤色回転灯とサイレンアンプを搭載して道路交通法施行令による緊急自動車の指定を受けている。 国費導入された小型警ら車の代表的車種 パッソ(2007・2008・2009・2012年度国費分) プラッツ(2001年・2004年度国費分) インサイト(2009年度国費分) スイフト(2000・2002・2003・2005・2015・2018・2019・2020年度国費分) ソリオ(2006・2007・2009・2011・2013・2014・2017年度国費分) 都道府県費で導入された車種※ ☆は軽自動車、★は3ナンバー規格のボディが用いられた小型車 スターレット キャミ ラッシュ ヴィッツ(KSP90/NCP95) ベルタ(NCP96) ファンカーゴ ist トヨタ・カローラアクシオ/カローラアクシオEX(各NZE164) ルーミー/タンク マーチ キューブ ノート サニー(FB15) パルサーセダン(N14・N15) ティーダラティオ(SC11) ラティオ(N17) デミオ ファミリアセダン トッポBJ☆ コルト ランサーセダン(セディアは除く) kei☆ インプレッサセダン(2代目の1.5Lモデルのみ) ジャスティ(日本仕様2代目) プレオ(初代のみ)☆ シャレードソシアル ストーリア アトレー7 テリオス テリオスキッド☆ ブーン ビーゴ トール カルタスエスティーム/カルタスクレセント/カルタスセダン エリオ/エリオセダン SX4★/SX4セダン★ イグニス ハスラー☆ XBEE バレーノ★ ジムニーシエラ(ジムニーワイドを含む) デミオ アクセラセダン(初代の1.5Lモデルのみ)★ ヴェゼル(初代のみ) またミラ(ジーノ、イース、トコット含む)、エッセ、キャスト(スタイル)、ハイゼットカーゴ、ミニカ、アルト(ラパン含む)、エブリイなどの軽自動車が特に警視庁などの大都市圏で多く見られる。 装備に関しては、無線警ら車と呼ばれるクラウンなどの制服パトカーよりも簡素化されているのが通例で、速度取締用のストップメーターや車載型の無線機などは装備されていないことが多い。そのため、多くの警察本部では小型警ら車の運用要領などを定め、乗車する警察官は携帯無線機や無線受令機を携行するよう定めている。多くの車両にはアンテナは設置されており、これに接続されたケーブルを無線機に接続し運用する事も多い。一部の車両では、データ通信端末やカーロケーションシステムなどを搭載している。 また、近年無線警ら車に装備が進むカーナビゲーションは、運用性格上あまり必要とされていないためか、装備されていることはほとんどない。無線警ら車と異なり、パトカー専用グレードで製作されるものではなく市販車がベースであるため、ベース車の装備はそのまま残されている。赤色灯は小型の散光式警光灯が取り付けられているがブーメランタイプについては他のパトカーと同じである。
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ミニパト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:08 UTC 版)
詳細は「パトロールカー#ミニパト」を参照 ここでは、女性警察官との関わりについて述べる。 女性警察官はミニパトに乗っているイメージが存在する。これは、かつて女性警察官が交通部門に多く配属された経緯から、交通部門で多く使われるミニパトとのイメージが結びついたものである。
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ミニパト
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「機動警察パトレイバー」の記事における「ミニパト」の解説
全3話からなる短編フルCGのデジタルアニメ。週替わりで一話ずつ『WXIII 機動警察パトレイバー』と同時上映された。 詳細は「ミニパト」を参照
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ミニパト
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「イングラム (機動警察パトレイバー)」の記事における「ミニパト」の解説
1、2号機共に劇場版1、3号機は劇場版2仕様の頭部を装備した仕様をベースにディフォルメされている。ただし、作中に登場するキャラクターたちのように二頭身ではない。そして1~3号機と零式、二機のヴァリアントが合体し「超合体機動魔神警察王伝説の牙パトレイガー」となる。さらに重装甲型、重武装型、核武装型、試作型、量産型、水陸両用型、遠距離支援型、第三帝国風、帝国陸軍風、カスタムハリセンスペシャルなどのバリエーションが存在する。 PSPソフト『機動警察パトレイバー かむばっく ミニパト』には、オリジナルバリエーションとしてAV98-V系列(耐久力向上型)、AV98-R系列(機動性向上型)、AV98-D系列(強化型)の3タイプのバージョンアッププランが登場。それぞれにA、X、X21の三段階の仕様が存在する。 リボルバーカノンが巨大なホローポイント弾発射機であるとの後付け設定も『ミニパト』劇中が出典。 [目次へ移動]
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ミニパト
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「機動警察パトレイバーの登場メカ」の記事における「ミニパト」の解説
本田技研工業製。 出動の際に各小隊長が乗用し、指揮を執るための小型パトロールカー。隊長車としての他に、各小隊のレイバーの出動を伴わない公務(他部署との連絡など)にも用いられる。 ホンダ・トゥデイ(M-JW1型)を警察用に改装したもので、移動指揮所として使えるよう、交通課や地域課で使われているミニパトに比べ通信機材を強化されている。ターボチャージャーを搭載しているためボンネット上にエアインテークがあり、ボンネット上にはボンネットスポイラーが装着されている。 初期OVA版からテレビアニメシリーズ・新OVA版および漫画版に登場するものは実在のホンダ・トゥディM-JW1型をパトカーとして前述の設定に基づいてデザインしたものだが、劇場版2および劇場版3ではオリジナルの架空車両としてデザインが新に藤島康介によって起こされている。こちらも基本的には実在のホンダ・トゥディM-JW1型に基づいたものになっており、それほど飛躍した未来的なデザインにはなっていない。 実写作品の『THE NEXT GENERATION パトレイバー』では、ホンダ・トウディではなくスズキ・アルトの5代目を劇用車として改造したものが使われている。
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