ストーリア
ストーリアはイタリア語で物語のこと。このクルマからスモールカーの新しい物語が始まるという期待を込めてネーミングした。1998年2月発売。
スタイリングは個性的で、丸をラジエーターグリル、サイドのウインドウグラフィックス、ヘッドランプ、テールランプなどに反復して使っており、あまり例をみない形だった。フロアパンは新設計で、2370mmのホイールベースはシャレードの2395mmよりもわずかに短く、シャレードに次ぐポジションという位置づけだった。
エンジンも新設計で直列3気筒DOHC・12バルブ・EFIの989ccで、60ps。FFと4WD仕様をそろえ、ミッションは5速MTまたは4速AT(フロア)が選べた。ステアリングはパワーアシスト付き。SRSエアバッグは、運転席・助手席用を標準装備。衝突の際、(1)ドアロック解除、(2)ハザードランプ点灯、(3)ルームランプ点灯、(4)燃料カット、などを自動的に行う衝撃感知安全システムを採用した。
99年4月、新グレード、カスタム追加。シビエ製フォグランプ内蔵のフロントエアダム、リヤのルーフ、アンダースポイラー、スモークガラスなどを標準装備。同時に従来モデルも手直し、内装材の変更、テールゲートにインナーハンドル新設、クリーンエアフィルターの採用などを行った。
2000年5月、マイナーチェンジ、1.3Lエンジンを加え、1Lエンジンと合わせて2シリーズとなった。1.3Lエンジンは新開発の直列4気筒タイプ、型式名はK3-VE2、1297cc・DOHC・16バルブで最高出力81kW(110ps)/7000rpm。DVVT(ダイハツ連続可変バルブタイミング機構)を備える。自然吸気。従来からの1LエンジンもDVVT化され、最高出力は47kW(64ps)/6000rpmに向上した(従来は60ps/6000rpm)。
ステアシフト付き4速ATを追加設定。また、フロント・サスペンションのコイルスプリングには、世界初のカーブド・オフセット型を採用、ストラットに加わる横力によるフリクションを大幅に低減し、乗り心地と操安性が向上した。
2001年12月、マイナーチェンジ。内外装を一新した。バンパー(前後)、グリル、ボンネットフード、マルチリフレクターヘッドランプ。ワイドリヤコンビランプなどの改良で、車格感の向上をはかった。インパネ、センタークラスター、ヒーターコントロールパネル、ドアトリムなどのデザインを変更、室内の上質感・広々感を出した。前部の意匠変更にともない全長を30mm延ばした。エンジンも1300ccの66kW(90ps)版を追加、3種となった。グレード体系をカジュアル車はCLとCLリミテッド、ラグジュアリー車は1.0CXと1.3CX、そしてスポーティなアクティブテイスト車はツーリングという色分けに一新した。それぞれに2WD、4WD車設定。
2003年4月、1L搭載車CLリミテッドの内装をリニューアル、同時に新ボディ色を追加した。車種体系をCL、CLリミテッド、CX、ツーリングの4グレードに集約。前2車は1Lエンジン、後2車は1.3Lエンジンを積む。各2WDと4WD仕様がある。
ストーリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/13 19:34 UTC 版)
ストーリア(storia)
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