バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 14:48 UTC 版)
「バクゥ」の記事における「バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ」の解説
『SEED MSV』が初出。ラゴゥ開発の新装備実証のために開発された実験機。実戦運用は想定されていなかったが、その性能に惚れ込んだバルトフェルドが強引に徴用し専用機とした。 複座式コクピットの採用やビーム兵器導入を見据えた動力・駆動系の改修、一部装甲の強化などを行っている。動力・駆動系の素材の特に強度が必要な部分には、新たに軽量超アラミド繊維補強プラスチック材が採用されたことで、従来機と比べて軸出力17%、脚を使った最高移動速度21%の性能向上を実現。また胴体後部へのジェットエンジンの追加搭載によって、加速力は飛躍的に増大した。その代償に操縦性は劣悪化し機体制御に高い技量が必要になった。また、格闘用武装として特殊合金製の頭部サーベルファングと前脚部スパイクを装備。頭部のファングは基地施設内・市街戦における搬送の大きな障害となることから、ラゴゥでは不採用となった。バルトフェルドのラゴゥ受領後はジブラルタル基地に保管された。 『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』では、ロウ・ギュールと知り合ったマーチン・ダコスタが、窮地に陥ったロウを救うべくイライジャ・キールに本機を託した。最終的に本機はジャンク屋の所有となっている。その後、作業用に改修され、対ゴールドフレーム天戦以降、主に山吹樹里がキャプテンGGのサポートを受けながら搭乗している。改修後の本機を目の当たりにしたバルトフェルドは、「恐ろしい虎が可愛い猫になっちまったな」と苦笑していた。
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