R・ジャジャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 20:56 UTC 版)
テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。ギャンの設計思想を受け継いた機体で、騎士用MS。 詳細は「ネオ・ジオンの機動兵器#R・ジャジャ」を参照
※この「R・ジャジャ」の解説は、「ギャン」の解説の一部です。
「R・ジャジャ」を含む「ギャン」の記事については、「ギャン」の概要を参照ください。
R・ジャジャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 08:43 UTC 版)
「ネオ・ジオンの機動兵器」の記事における「R・ジャジャ」の解説
宇宙世紀0088年を舞台とする『機動戦士ガンダムΖΖ』および宇宙世紀0096年を舞台とする『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』に登場。アニメ劇中では「アール・ジャジャ」と発音されるが、小説版『ΖΖ』などでは「アル・ジャジャ」とも表記される。 旧ジオン公国軍のギャンの設計思想を受け継いだ白兵戦用MSで、上級士官(騎士)用に改修が加えられたとされる。製造されたのはキャラ・スーンが搭乗する赤い1機のみと考えられていたが、のちに複数機の製造が確認されている。 武装 銃剣付きビーム・ライフル 銃身下部に低出力ヒート剣、後部に固定射撃用のバイポッドを装備。側面に出力調整用セレクターがある。エネルギー供給はEパック方式で、出力は3.1メガワット。不使用時にはバリアブル・シールド基部のラックに接続可能。 ビーム・サーベル ギャンのサーベルのように鍔が大きく、エネルギー・チャージャーを兼ねた左腰の鞘に納められている。出力は0.72メガワット。 3連装ミサイル・ポッド 両肩のアーマーに内蔵。AMS-05Mミサイルを計12発搭載。アーマーが独立可動するため、射角は広い。 バリアブル・シールド 通常は両肩アーマーの後面に装備されているが、使用時には肩アーマーが一旦上がり、180度回転して前面に展開する。裏側には高機動スラスターを内蔵し、通常時は推進器として機能する。2段階のスライド機構をもち、腕部の可動を阻害しないようになっている。本装備による高度な機動性と防御力は、格闘戦において有効であった。 劇中での活躍 『ΖΖ』第11話で初登場。マシュマー・セロの監視役としてエンドラに派遣されたキャラ・スーンの専用機として、艦内で組み立てられる。出撃時はキャラの「MSに乗ると興奮する」という性格により、まともな挙動をしていない。しかし、アーガマと戦闘状態になると接近戦でジュドー・アーシタの乗るΖガンダムを抑え込み、マシュマーのハンマ・ハンマに頭部を破壊させる。第12話では、ラビアンローズと接触したエンドラをアーガマから防衛するために出撃するが、ジュドーのΖΖガンダムのハイ・メガ・キャノンにより両脚を破壊される。しかし第13話ですぐに修復されて出撃しており、ジュドーを驚かせる。第14話ではコロニー「ムーン・ムーン」で、エンドラに寝返ったビーチャ・オーレグが無断で搭乗して出撃。コロニー内でキャラと交代しΖΖガンダムと交戦するが、ハイパー・ビーム・サーベルで腰部を貫かれ爆発。キャラは球形コックピットで脱出している。 アニメ版『Twilight AXIS』では、アクシズのドックの奥にほかのMSとともに、白と紫を基調に一部をピンクで塗装された機体が残されている。過去にアルレット・アルマージュが調整を手掛け、ダントン・ハイレッグがテスト・パイロットを担当するが、事故により左肩アーマーを失う。0096年に、アクシズの調査チームに参加するダントンが「バーナム」の襲撃に対抗するために再び搭乗する。アルレットの搭乗するアハヴァ・アジールを庇い、左肩アーマーの無い状態でガンダムAN-01“トリスタン”と交戦するも劣勢に回るが、アルレットのもつサイコ・フレームの試料から発する光によりトリスタンは撤退する。小説版では宇宙世紀0088年頃にアルレットが調整を手掛けたとされ、ダントンをテスト・パイロットとしてマラハジャ・カーン記念研究院でとある実験に使用されるが、テスト中にバックパックのスラスターを損傷する。0096年には修理が完了した状態であり、バイアラン・イゾルデと交戦し辛勝、直後にクレヴェナールと合体したトリスタンの攻撃を受けるが、アハヴァ・アジールの援護もありなんとか撤退させることに成功する。 漫画版ではシャア・アズナブルがアクシズにいる間に開発されたとされており、彼の要請もあって近衛師団に配備される予定の本機のテスト・パイロットをダントンが務めることになる。しかしテスト中に左肩アーマーが爆発。0096年でもアニメ版と同様に同部位の無い状態で出撃、バイアラン・イゾルデと交戦の末に小刀状の武器で上半身と下半身を分断する。その後、フェイルノートシステムを装備したトリスタンと交戦、途中で破棄されていたギラ・ドーガのビーム・マシンガンとシールドに持ち替えて戦うが、インコムによるオールレンジ攻撃によって右腕と右脚を破壊され、救援に駆け付けたアルレットが乗る実験艦ファドラーンに緊急着艦する。 漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、旧ジオン派の高官カイゼル伯の側近であるヴィール大尉が搭乗する。カイゼル伯を暗殺したフェアトン・ラーフ・アルギスの座乗艦インドラを襲撃するも、返り討ちに遭って撃墜される。 漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では、0086年に試作機が登場、腕部など一部形状が異なり、シールドを携行している。指揮官候補に採用されて間もないキャラがテスト・パイロットとして搭乗し、反乱を起こした元ギレン・ザビ総帥直属部隊との交戦で推進剤切れとなったハマーン・カーンのキュベレイを救助する。 PCゲーム『機動戦士ガンダム リターン・オブ・ジオン』では、ネオ・ジオン特殊部隊「ナイトシェイド」のグレイ・シャイアン少佐(黒と赤)や「デザートライナー」のカーズ・エドワード少佐(緑)、ソニア・シェスター中尉(赤)の専用機が登場。スマートガンを装備するなど、火力が向上している。宇宙港のあるアデン基地へ向かうアフリカ残存部隊を率いて活躍したとされる。 ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威』では、グレミー・トト軍の制式カラーである灰色に塗装された「グレミー軍仕様」が登場する。 デザイン ラフデザインは出渕裕、クリーンアップは明貴美加で、当初の名称は「ギャザム」であった。 なお、『ΖΖ』初期の敵MSのデザインは、大河原邦男によるMSデザインを継承し、かつ新しい感覚が導入されているという理由で、出渕のラフデザイン(コンセプト・デザイン)10点余りが採用された(最終的に未登場のものも含む)。しかし、当時の出渕は多忙であったため、クリーンアップは伸童舎の明貴と岡本英郎が担当した。
※この「R・ジャジャ」の解説は、「ネオ・ジオンの機動兵器」の解説の一部です。
「R・ジャジャ」を含む「ネオ・ジオンの機動兵器」の記事については、「ネオ・ジオンの機動兵器」の概要を参照ください。
- R・ジャジャのページへのリンク