白兵戦用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:31 UTC 版)
「エヴァンゲリオン (架空の兵器)」の記事における「白兵戦用」の解説
プログレッシブ・ナイフ EVA各機に標準装備されている近接戦闘専用武装。プログ・ナイフと略称されることが多い。コードネームは「PK-01」。 高振動粒子で形成された刃により、接触する物質を分子レベルで分離させることで切断する。通常は肩のウェポンラック内に格納されており、シャムシエル戦において初めて実戦使用された。アンビリカルケーブル分離後の時限戦闘において使徒のコア部を貫き、その近接戦闘における有効性を示した。以降劇中では最も使用頻度の高いEVAの装備品となる。 弐号機にはカッターナイフ状の新型「PK-02」(破損しても後ろの刃を押し出すことで再度使用が可能となる)が採用された。替え刃が前提となっている分初号機に搭載されている「PK-01」より強度が劣り、量産機との戦闘では二回ほどで使用不能になっている。 D型装備に装着していた際には、四隅に固体ブースターノズルを付けたカバーに納めていた。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』ではEVA各機のナイフのデザインおよび肩部ウェポンラック内の格納デバイスが一新。初号機は中折れ式のナイフとなり、コードネームも「PKN-01C」に変更されている。2号機は両刃のナイフに変更され、両肩に装備されるようになった。 ソニックグレイヴ プログ・ナイフと同様に超振動によって相手を分子レベルで切り裂く薙刀。第九話で弐号機が使用し、イスラフェルを両断したが再生され、倒すには至らなかった。第拾九話では使用はされなかったが、ゼルエル戦時弐号機の足元の地面に突き刺さっていた。 スーパーロボット大戦MXでこの時の射撃を再現した技「連続砲火」では最後にこれを投げつける。 スマッシュホーク プログ・ナイフと同様に超振動で敵を分子レベルで切り裂く斧。第拾六話で弐号機が使用。レリエルの: ディラックの海から逃れるためビルに刺して足場にし、脱出に成功した。 ニードルガン プロダクションモデル(弐号機以降)から装備されることになったもの。プログレッシブナイフとは逆の肩のウェポンラックに収納されている。劇場版第25話で弐号機が使用。7連装で発射後に薬莢が排出される(劇中では2回連射された)。 バンダイのプラモデル「パーフェクトグレード エヴァンゲリオン初号機」では、前述の弐号機以降に装備という設定と異なるが右肩部に再現されている。 『スーパーロボット大戦α』では、ニードル発射機構として零号機〜3号機の標準装備となっている。 ビームグレイブ ビームの刃を展開する槍状の武器。第九話で初号機と弐号機が使用。前腕装甲板に収納しており伸ばして使う。左右の腕で合わせて2本装備でき、先端からビームの刃を発生させるだけでなく、2本の柄の間にビームスクリーンを展開し相手を両断することもできる。 サンダースピア 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で登場。中折れ式の突撃用銃剣で、2号機に搭乗したマリが第10の使徒に近接戦闘を挑む際に使用。 (以下は映像作品には登場せず) マゴロク・エクスターミネート・ソード(マゴロックス) 大型の日本刀状の刀。マゴロク・E・ソードと略される。初出はアニメ雑誌『ニュータイプ』1996年1月号表紙の山下いくと画のイラストより。フィギュアなどの立体造形物やゲームでは頻繁に登場し(「スーパーロボット大戦シリーズ」では初号機の必殺武器扱いである。『スーパーロボット大戦α』では居合い斬りのモーション、『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』では上段から振り下ろす)、山下が制作総指揮をつとめる『エヴァンゲリオン ANIMA』でも初号機F型装備の武装として登場した。『ニュータイプ』表紙にて発表された当初、鞘先端と柄先端は厳密には設定されていなかったが、後述のカウンターソード共々、詳細に設定画が描き起こされている。なお2タイプがあり、ステージ1は試作品で刀身にA.T.フィールドが発生できず廃棄され、実戦投入されたものは『エヴァンゲリオン ANIMA』に登場したステージ2仕様からである。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}名前の元ネタは「関孫六」で知られる孫六兼元から。マゴロックスの柄部分上部にある黒い扇状の部分にある「SEKI」のマーキングからもこれが伺える[独自研究?]。 カウンターソード PlayStation用ゲーム『スーパーロボット大戦α』に登場。いわゆる脇差のような形をしているが一種のガンブレードでもあり、刀身の根元上部に銃口がついており、柄にあたる部位に内蔵されたトリガーを引くことで発射可能。刃の峰の後ろに付いている白い円柱状の部分がマガジンとなっている。 元々はバンダイのプラモデルLMHGシリーズ『エヴァンゲリオン初号機 輸送台仕様』に前述のマゴロックスを付属させる際、バンダイ担当者から「設定画があるならぜひ欲しい」との要望により設定画が描き下ろされた。山下は当初鞘(ソードパレット)に収めて肩部ウェポンラック後部に装着するように考えていたが、1本では見栄えが悪いとのことで同時に設定が起こされ、マゴロックス共々付属された。 アクティブソード セガから販売されていたセガサターン用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression』内において使用できる初号機の接近戦用装備。見た目はマゴロックスそのもの。 プログレッシブ・ダガー 従来のプログ・ナイフを大型化し殺傷力を高めている。PlayStation2用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』『第3次スーパーロボット大戦α』、PSP用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-』に登場し、F型装備に搭載される。 大型破砕兵器デュアルソー チェーンソーが2つ繋がったような形状をした近接戦装備。PlayStation2用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』での新規武器として登場したのが初出。ゲームから漫画版に逆輸入され、カヲルの搭乗する弐号機がアルミサエル戦で使用。しかし、アルミサエルに物理融合され逆に弐号機が左足を切断される。 新劇場版には未登場だが『スーパーロボット大戦DD』では零号機の武装として登場。 トンファー 『新世紀エヴァンゲリオン バトルオーケストラ』で3号機が使用する武器。通常のコンボ技の他、必殺技時には突進しての一撃を繰り出す。
※この「白兵戦用」の解説は、「エヴァンゲリオン (架空の兵器)」の解説の一部です。
「白兵戦用」を含む「エヴァンゲリオン (架空の兵器)」の記事については、「エヴァンゲリオン (架空の兵器)」の概要を参照ください。
- 白兵戦用のページへのリンク