ゼルエル
ゼルエル(ZERUEL)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 10:02 UTC 版)
「使徒 (新世紀エヴァンゲリオン)」の記事における「ゼルエル(ZERUEL)」の解説
テレビ版第拾九話に第14使徒として登場した。名前の由来はユダヤ・キリスト教伝承の「力」を司る天使「ゼルエル」。 ずんぐりとした体躯に、展開時にはカッターとして切断攻撃に使用される折り畳んだ帯状の腕部を持ち、空中を浮遊して移動する。身体上部の顔状の部分からは強力な光線を発射し、ラミエルが突破に十数時間を要したジオフロント上部の18もある特殊装甲を瞬時に溶解させるほどの破壊力を持つ。また、A.T.フィールドを中和され攻撃を受けてもほぼ効かないという非常に強固な体表面や、コアをまぶたの様なシールドで護ることもできるなど、「最強の使徒」 との評価のある使徒。 ジオフロント内に侵入後、迎撃に出たEVA弐号機の攻撃をまったく寄せ付けず弐号機の両腕・頭部を切断し、EVA零号機のN2爆弾によるコアへの直接攻撃に対しても、N2爆弾がコアに接触する寸前にシールドを展開したため傷を負わず零号機の頭部を切断し、ついにはNERV本部内へと侵攻、第一発令所に突入後、ミサト達に光線を放つ直前にEVA初号機に防がれ、初号機の左腕を光線で吹き飛ばすもジオフロントまで後退させられ、初号機に一方的に殴られた後、顔状の部分を引きちぎられそうになるも寸前で初号機の電源が切れたことで攻撃を再開、胸部装甲を光線で破壊し、むき出しになったコアの部分を帯状の腕部で何度も打ち続けて破壊を試みたが、シンジの叫びにEVA初号機が覚醒、自身の腕部を引き千切られたうえ、それを初号機に失った左腕のパーツとして取り込まれてしまい、残った腕部で攻撃を行った直後、初号機が放った腕の一振りによってA.T.フィールドごと肉体を引き裂かれて致命傷を負ってしまい、それでも近付いてきた初号機に光線を放とうとするが直前で頭部を潰され捕食された。 ゼルエルの襲来は、シンジが再びEVAに搭乗するきっかけになったものの、ヘイフリックの限界を超えたEVA零号機と弐号機の損壊や、NERV本部の半壊、セントラルドグマの露呈など、この使徒によってもたらされた被害は甚大なものであり、またゼルエル相手に手も足も出なかったことはアスカのプライドに綻びを生じさせ、EVAとのシンクロ率が下がる要因になるなど、各方面に深い影響を残す結果となった。 デザインは漫画家のあさりよしとお。
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