空気力学
空力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/16 05:49 UTC 版)
より高速な機体とするため、マスキュレアー2では主翼に新翼型が採用されている。この新翼型はマスキュレアー1での実績を持つ層流翼型FX76MPシリーズを協力者の一人であるディーター・アルトハウスが速度記録のためにレイノルズ数と揚力係数を最適化した翼型である。また、空力、即ち揚力・抗力は対気速度の二乗に比例するため、一般的に高速な機体ほど必要な主翼面積は小さくなる。マスキュレアー2も高速化に伴いマスキュレアー1から主翼面積が縮小された。平面形は先細翼で、誘導抗力の低減に寄与するアスペクト比はマスキュレアー1の29.3から32.5へと大きくなった。さらに翼端部についても誘導抗力の低減のための翼端渦を考慮した検討が行われ、マスキュレアー1の翼弦方向に直線的に切り落とされた形状から、前縁が滑らかな曲線を描きながら後退し後縁と交わる形状となった。
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