空力の進化と共に登場したアクティブサスペンションとは? わかりやすく解説

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空力の進化と共に登場したアクティブサスペンション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 03:00 UTC 版)

アクティブサスペンション」の記事における「空力の進化と共に登場したアクティブサスペンション」の解説

アクティブサスペンションは、当時コーリン・チャップマン率いチーム・ロータス1981年から開発始まったアクティブサスペンション求められ理由は、1960年代末にF1で車体上部固定されウイング揚力発生させる飛行機の翼とは逆向き車体路面押し付ける側の力)でダウンフォース発生させることがライバルよりも速いラップタイム記録したり、コーナリング時遠心力働きマシン横滑りさせずに車体安定させることにつながると発見されたことから「レーシングカーダウンフォース勝利カギになる」と理解されたことで空力研究分野として確立された事に始まる。しかしながらウイング角度立ててしまうと空気抵抗増してしまい、直線速度低下招いてしまうことから、いかに「抵抗減らしダウンフォースだけを高めるにはどうした良いか」が課題となった。 そんな折、1976年デビューしたロータス・77では車体左右サイドポンツーン下部ブラシ形状サイドスカート設けることで車体下面空気外部から遮断しダウンフォース路面吸いつけられるグラウンドエフェクトを得ることが出来ないかという試み注目された。グラウンドエフェクトならばウイング立てたのと違い前面投影面積増加による空気抵抗増大なしで強力なダウンフォース得られるという発想からであったまた、次のマシンロータス・78ではサイドポンツーン底面車体後部向かって路面から離れて跳ね上がった形になり、マシン全体横から見ると断面形状ウイング型状になるグラウンドエフェクトカーとしてデビュー。さらに翌年型のロータス・79ではマシン底面気流通路遮っていたサスペンションアームギアボックスデフなどがすっきりしたデザイン改められ、より強力なダウンフォース発生させることができるようになっていた。 しかしながらこうしたグラウンドエフェクトサイドスカート働き外部からの気流侵入防いで気流乱されないようにしなければならず、路面凹凸サイドスカート気密性失われる突如としてダウンフォース失いスピンしたりクラッシュする危険性が伴うこと、さらにサイドスカートが再び気密性取り戻すことと失うことが断続的に繰り返されるポーポイジングという現象発生し車体不安定になることや激し上下動起こりドライバーに非常な負担掛かる傾向があった。

※この「空力の進化と共に登場したアクティブサスペンション」の解説は、「アクティブサスペンション」の解説の一部です。
「空力の進化と共に登場したアクティブサスペンション」を含む「アクティブサスペンション」の記事については、「アクティブサスペンション」の概要を参照ください。

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