ポーポイズ現象
別名:ポーポイズこうか、ポーポイジング、ポーパス現象
英語:porpoising
船舶や航空機などにおいて、胴体が縦方向に揺れながら上下するという連成運動を起こす現象。
ポーポイズ(porpoise)とはネズミイルカを意味する語であり、英語のポーポイジング(porpoising)はイルカが水面に出たり水面下に潜ったりしながら泳ぐ様子を指す。
航空機においては、着陸時にポーポイズ現象が発生することがある。機体は一旦接地した後、機首が上を向き翼が風を受けて機体がわずかに浮き上がる。機首が下を向いて再び接地するが、また機首が上を向いて僅かに浮く、といったように、何度もバウンドしながら進む形になる。
航空機の着陸時にポーポイズ現象が発生すると、機体は制御不能になり、前進を止めることができなくなる。また、大きく上下に揺られ、接地の衝撃も伴って乗り心地が悪い。数度にわたる接地の衝撃で機体にもダメージが蓄積され、大事故に繋がる可能性もある。
ポーポイジング(Porpoising)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 12:55 UTC 版)
「操船術」の記事における「ポーポイジング(Porpoising)」の解説
高速で水上を航走するモーターボート等の小型船では、船底で発生する揚力だけで船体を支える滑走(プレーニング)状態の時に飛び上がっては船底を水面に打ち付けることを繰り返して強い衝撃を乗員が受けて同時に舵が効かなくなる「ポーポイジング」という現象が発生することがある。
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