ポープモービル
英語:Popemobile
ローマ教皇が移動時に乗車する専用の自動車。20世紀の半ばまで使用されていた移動式玉座を自動車で代替したもの。ローマ教皇庁が公用車として保有している。
伝統的な移動式玉座は、教皇の玉座を御輿にして担ぎ、拝謁しやすくしたものである。ポープモービルは後部座席の高い位置に玉座がしつらえてあり、大きな強化ガラスパネルがその前後左右を囲んでいる。これによってパレード時に沿道の大衆が謁見しやすく、かつ、銃撃などの危険から教皇を保護できるようになっている。
ポープモービルは複数のメーカーにより納車されており、複数の型がある。トラックの荷台を改装したような外観のものから、軍用車のような風貌のオープンカーなどもある。色はいずれも白である。
2012年12月にメルセデス・ベンツが新型ポープモービルをローマ教皇庁に納めた。これはSUVモデルの「Mクラス」がベースとなっている。
ポープモービル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 09:39 UTC 版)
ポープ・ピニオン4世を保護するトラック。法王を守るため防弾ガラスになっている。
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