ゲーマルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 08:43 UTC 版)
「ネオ・ジオンの機動兵器」の記事における「ゲーマルク」の解説
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。メカニックデザインは明貴美加。 ニュータイプ専用の重MSで、ドーベン・ウルフとともに第4世代MSの代表格とされる。アクシズ側でも開発に成功した、ΖΖガンダム並みの火力をもたらすメガ・コンデンサーによって機体各所にメガ粒子砲を搭載しており、死角を持たない。 また、マザー・ファンネル・システムにより長距離のファンネル攻撃が可能であるが、高度なシステムであるため強化人間にしか扱えない。しかし、サイコガンダムMk-IIの回収により連邦軍の技術も吸収したアクシズのサイコミュ技術の向上により、キュベレイなど初期のニュータイプ専用MSよりは扱いやすくなっている。 強化人間となったキャラ・スーンが搭乗し、常にガズアルとガズエルを付き従えて出撃する。実戦参加が確認できるのはこの1機だけだが、量産化されたとする資料もある。 武装 マザー・ファンネル / チルド・ファンネル 本機の特徴的な武装。マザー・ファンネルは大型のビット兵器で、背部に2基装備。独立したジェネレーターを内蔵しており、直結式のメガ粒子砲は出力5.5メガワット。小型のチルド・ファンネル(出力1.8メガワット)を14基ずつ収納する。 マザー・ファンネルは感応波の中継および増幅装置としても機能する。マザー・ファンネルを前線に投入し、さらにそこからチルド・ファンネルを射出することで、既存のファンネルの稼働範囲を凌駕する超長距離攻撃が可能となっている。 2連装ビーム・ランチャー 両肩に装備。出力2.3メガワット。 ハイパー・メガ粒子砲 胸部中央に装備。出力30.5メガワットで、メガライダーのメガ・バズーカ・ランチャーに匹敵する。 メガ粒子砲 胸部左右に2連装(出力4.5メガワット)、股間部に単装(出力6.2メガワット)、両手指に3連装(このため本機の手はミトン状になっている。出力4メガワット)のものを装備。 ビーム・ライフル 両手親指に装備。「ライフル」と呼ばれるが固定武装である。出力2.3メガワット。 3連装グレネード・ランチャー 両前腕部甲に装備。本機唯一の実体弾兵器。 ビーム・サーベル 本機唯一の携行武装で、両膝に装備。本機の手に合わせてグリップが四角いリング状になっている。出力0.85メガワット。 メガ・ビーム・カノン 両脚に装備。使用時には上方に起き上がり、砲身が前方にスライドする。出力3.8メガワット。 このほか、足底は変形して強力なクローとなる。また、両肩上面にハードポイントがある。 劇中での活躍 『ΖΖ』第42話で初登場。強化人間となったキャラ・スーンが搭乗し、常にギーレン兄弟が搭乗するガズアルとガズエルを付き従える。サイド3の小惑星「キケロ」近傍でΖΖガンダムと交戦するが、ジュドーの呼びかけにキャラは錯乱し、ギーレン兄弟になだめられ撤退する。第43話では、サイド3コロニー「コア3」でハマーンを襲撃するプルツーのキュベレイMk-IIと交戦し、撤退に追い込む。第45話では、アクシズを占拠したグレミー・トトの叛乱軍と交戦、ラカン・ダカラン率いるスペース・ウルフ隊のドーベン・ウルフを3機撃破する。第46話では、入れ替わりに現れたニュータイプ部隊のクィン・マンサや量産型キュベレイとファンネルの応酬を繰り広げるが、ジュドーの説得により撤退。その後のモウサ近傍の戦闘でもプルツーのクィン・マンサと交戦するが、ラカンのドーベン・ウルフにガズエルが撃破されたため撤退。第47話では、ハマーンのキュベレイとΖΖガンダムの一騎討ちに割って入る量産型キュベレイの部隊と交戦。バリヤーを展開して無数のファンネルの斉射を跳ね返し、次々に敵機を撃破するが、機体の損傷が限界を越え、敵機を道連れに爆散する。 漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では上記以前の、地球降下作戦でハマーンが不在のアクシズをエゥーゴが奇襲した際に、防衛隊の1機としてキャラが搭乗し2コマのみ登場する。これの原典は『ジ・アニメ』1986年10月号掲載の「第2回「ガンダムΖΖ」ここまで書いたらヤバイかな!?」の記述であるが、「新型MS」とのみ記載されていた。
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