キュベレイMk-II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:19 UTC 版)
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。エルピー・プルが搭乗する濃紺の2号機(型式番号:AMX-004-2)、プルツーが搭乗する朱色の3号機(型式番号:AMX-004-3)がある。 ハマーン・カーンが搭乗した機体とは兵装や細部に若干の違いがあるのみで、大きな性能差はないが、量産化を視野に入れたデチューンとアップデートが施されている。 オリジナルのキュベレイは同時代でトップクラスの戦闘能力を示したMSであったが、ハマーンにしか完全には乗りこなせない機体であったため、総司令官である彼女が最前線に出撃することが必須になってしまうという問題も抱えていた。キュベレイMk-2はキュベレイの量産化を指標とした機体であり、パイロットであるプルのNT能力を査定するために開発とされたともされている。また、インターフェイスはキュベレイから改良されており、ヘッドセット型サイコミュ・コントローラーによる遠隔操作機能が追加されている。 また、亡命してきたオーガスタ研究所のローレン・ナカモトやジュピトリス工廠の従事者を招き、サイコミュシステムのアップデートや最新型のリニアシートを実装している。 武装 ビーム・サーベルはビーム・エミッターが三叉式となっており、三股のサーベルを展開する改良型となっている。 劇中での活躍 2号機は地球降下作戦の際にプルが寝返り、アーガマに回収されたあとも使用されるが、修理のしようもないまま損傷が重なり、最終的には上半身のみの姿でサイコガンダムMk-IIと交戦、ジュドー・アーシタのΖΖガンダムの盾になる形で破壊される。 3号機は小惑星キケロからコア3に侵入し、グレミー・トトの命によるハマーン暗殺を実行に移すも、親衛隊のゲーマルクおよびガズアル、ガズエルの抵抗にあい失敗に終わる(これがグレミーによるネオ・ジオン内乱の意思表示となる)。コア3から宇宙に出た際にΖΖガンダムとも交戦するが、ネェル・アーガマから発射されたハイパー・メガ粒子砲の砲撃に巻き込まれ大破する。機体は失われるが、プルツーはイジェクション・ポッドにより脱出する。 OVA『GUNDAM EVOLVE../10』では、第一次ネオ・ジオン抗争後に「要人M」とされる人物が木星圏へと向かうジュピトリスIIに亡命する事件が起こり、その際にシャトルに収納されたプル機に酷似したキュベレイが登場。ファンネルを使用して追跡してきたドーベン・ウルフ部隊と交戦し、最終的にジュピトリスII所属のジュドー駆るΖΖガンダムによって救助される。
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