可変MS開発計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 01:53 UTC 版)
リック・ディアスの完成直前である宇宙世紀0086年、エゥーゴはアナハイムに対し可変MS (TMS) の開発を要求した。当時、実質的にティターンズの支配下にあった地球連邦軍は既に可変モビルアーマー (TMA)・アッシマーの開発に成功しており、これに対抗するためには20m級以下の可変MSが必要と考えたのである。一年戦争時代にはガンタンク、ガンキャノン、ガンダム(型式番号:RX-78)などのRXタイプMSに代表される「合体MS」は既に完成していたが、モノコック構造の組み合わせで実現された合体MSと違い、ムーバブルフレーム構造を必要とする可変MSの開発は辛苦を極めることとなった。 エゥーゴの要求は以下の4点だった。 MS形態時に20m以下の頭頂高であること。 変形所要時間が0.5秒内であること。 宇宙・地球問わず全領域で運用可能であること。 オプション無しで大気圏突入可能であること。 アナハイムはこれに従い、宇宙世紀0086年1月に開発計画を開始する。総合オブザーバーに旧ジオン系技術者のアレクサンドロ・ピウツスキ博士、可変機構及びムーバブルフレーム担当にゲルハルト・グルック博士、ジェネレーターおよび熱核ジェット・ロケットエンジン担当にオスカー・ライエル博士などを招集した。この時点で「Ζ計画」の名称が付けられていたとされる(『アナハイム・ジャーナル』の記述に従う設定。他資料と矛盾している場合あり)。
※この「可変MS開発計画」の解説は、「Ζ計画」の解説の一部です。
「可変MS開発計画」を含む「Ζ計画」の記事については、「Ζ計画」の概要を参照ください。
- 可変MS開発計画のページへのリンク