野生ゾイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 11:03 UTC 版)
「ゾイド (架空の生物)」の記事における「野生ゾイド」の解説
惑星Ziに存在する、自然発生したままのゾイド群。野生ゾイド、『ゾイドバトルストーリー』の時代では絶滅した古代ゾイド、太古に家畜化されたゾイド等を総合して金属外骨格生命体と分類される。 惑星Ziにおいては、海中で発生した好熱性の細菌達は巧みな化学合成によりエネルギーを得て様々な形質へと変化していった。その折に体液をほぼZiの原始海水と同じとする、周囲に金属を殻とするものが現れ、海底での生存の覇者となった。この時期の金属生命体は原始金属生命体と呼ばれ、同時期に生まれたゾイドカブトガニは後々の時代でもほぼ姿を変えず、地底溶岩湖に生息しているという。その後、環境の激変に伴い、地上のような原始高温海水の存在しない状況でも生活できる手段としてゾイドコアが発達。惑星Zi特有の体構造を持つ生物として、金属外骨格生命体「ゾイド」が誕生した。 野生ゾイドは恐竜型が先ず繁栄した。しかし、これらは約5000~3000万年前に発生した全球凍結の発生によってゾイドの成長に必要な水圏が使用できなくなり、繁殖に支障をきたすと地上世界において絶滅、生き残りも地下世界に追いやられた。一方で、恐竜型ゾイドの繁栄期には物陰にいた動物型ゾイドはそのエネルギー効率の良さと、必ずしも水を必要としない繁殖能力から繁栄していった。このことから、恐竜型ゾイドは古代ゾイドとも呼称される。 別惑星の生物でありながら、その形態や生態が地球の生物に酷似しているのは収斂進化によるものとされる。 備考 ゾイドの起源に関する異説の一つとして、ゾイドコアは古代文明人もしくは外宇宙人の手によって作り出されたもので、ゾイドは自然発生したものではなく、人工生命体だとする説が存在するとされる。それは惑星Ziに済む生物と野生ゾイドの間に共通点こそあるものの、原始金属生命体と金属外骨格生命体(野生ゾイド)の間を繋ぐ種が存在しておらず、ゾイドが生物として不自然な点が多すぎる点に起因している。一部の研究家の間では中央大陸に住む神族がかつて超古代に金属外骨格生命体(ゾイド)を誕生させた古代文明人の末裔だとする説も存在するが、その荒唐無稽さから俗説の域を出ていないとされている。
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