野生ゾイドの生態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 11:03 UTC 版)
「ゾイド (架空の生物)」の記事における「野生ゾイドの生態」の解説
野生ゾイドの世界では地球の生物同様に捕食者と被食者の生存競争が存在。ゾイドコアの発達によってゾイドは捕食した生物のたんぱく質を自らの体内組織へと転化し、金属元素は骨格や外殻に転嫁することを可能としている。 原始金属生命体は自分と同類の金属生命体を捕食し、それを自分のエネルギーとして活動していた。生態系の最下層に植物や小さな小さな虫が存在し、それを食べた者がさらに強い者に食べられるという食物連鎖が続いた。その後、ゾイドコアを持ったゾイドへ金属生命体が進化すると、ゾイドコアを中心とした食物連鎖が成立していった。ゾイドコアにはゾイドにとって必要な要素が凝縮されており、それを捕食すれば一気にそれを補えた。ゾイドにおいても草食性・肉食性の概念が存在し、草食性ゾイドは金属質を含む食物を摂取すればイオン化した金属として消化吸収し、体へと再構成することができる。反面、肉食性ゾイドはイオン化能力が低いため、他のゾイドを捕食し養分としなければならない。 野生ゾイドは成長すると体内に自分のコアと胚(コア)をいくつか(ゾイドによって異なる)作り出し、成体ゾイドの死後はその小さなコアが拡散し、幼体として再び成長していく。こうしたコアには成体ゾイドが存命中に経験した環境の経験が遺伝子データとして蓄積、保存されている。発生した幼体は水中の金属原素を接収し、骨格や外皮を形成していく。やがて陸生型ゾイドは四肢を生やして陸に上がってから成長する。大型のものなら成体への成長に50年を要し、寿命は50年から、長寿のものは200年ほど生きるとされる。 備考 ZAC2099以降を舞台とした第二期シリーズにおいては、惑星Zi大異変の影響で多くのゾイド原種が絶滅危惧状態に追いやられ、保護政策がとられている。そのため、完全な野生体は希少であり、同時代の他のゾイドのよりもはるかに強靭な生命力を有している
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