中央大陸(デルポイ大陸)
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「惑星Zi」の記事における「中央大陸(デルポイ大陸)」の解説
ヘリック共和国およびゼネバス帝国が治める大陸。他の大陸との位置関係から中央に位置する大陸。中央部には南北に中央山脈が走る。 偏西風によって大陸西側は激しい気候の変化を受け、四年に一度のサイクルで洪水、寒波、干ばつが発生する。7月には夏至によって気温は一気に10度上昇し、太陽の照射率は30%増大する。一方で、偏西風を遮断する中央山脈の存在によって対する東側の降雨量・温度差は比較的安定。季節によってマルガリータ暖流による雨季があり、平原は泥濘と化す。このために大陸の西部と東部では同じ面積の土地であっても穀物の収穫量には大きな差ができる。そのため、生活の厳しい西側と豊かな東側という図式が発生した。 かつては50以上の様々な部族が興亡し、群雄割拠の状態だったが、最終的には8つの部族(風族、海族、鳥族、神族、虫族、地底族、砂族、火族)が生き残った。東西の格差は西側の住民たちの不満を呼び、東側を領土とし風族の指導者ヘリック(ヘリック大統領の父)を盟主とした「東側安保連合」と、西側を領土とし地底族の指導者ガイロスを盟主とした「西側領国連合」に分かれ、激しい争いを繰り広げた。 ZAC2056年の惑星Zi大異変(グランドカタストロフ)で大陸は三つに割れてしまったが、後にルイーズ大統領の手により復興が進められた。ゼネバス帝国滅亡後は中央大陸全域をヘリック共和国が統治していたが、ネオゼネバス帝国建国後はヘリック共和国が滅亡していたため、ネオゼネバス帝国が大陸を統治していた。 中央大陸の地理はヘリック共和国#地理、ゼネバス帝国#地理、ネオゼネバス帝国#地理も参照。 ニカイドス島 中央大陸西方ウラニクス湾沖に浮かぶ島。ZAC2051年、首都を陥落されたゼネバス皇帝は要塞化されたこの島に逃げ込み、ガイロス帝国の救援を待ったが、ガイロス皇帝に裏切られてゼネバス帝国は崩壊。ゼネバス自身も暗黒大陸へ連行されそのまま客死した。
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中央大陸(デルポイ人)
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風族 中央大陸北東部の高地に住んでいた部族。古代の巨石文明を築いた民族の末裔と言われている。巨石の運搬、加工技術に長け、そのために必要な幾何学が発達しているなど高水準の文化を有し、風車による風力など自然エネルギーを用いていた。勾配が1/1000ある石造りの生活用水路も作っており、1千年保つ石造りの家を作る技術も持ち合わせている。また、狩猟のために小型肉食獣ゾイドを家畜化して用いたが、何世代に渡る人為的選択の結果、人間の複雑な命令を理解して行動する知能の高いオオカミ型ゾイドを飼いならし、繁殖化に成功。このオオカミ型ゾイド(コマンドウルフ)を狩猟のみならず移動手段や物資の運搬、競技や戦闘目的などあらゆる用途に用いて氷河期を乗り越えた。論理的思考の持ち主で古くから平和と人権を守ることを徳とし、共和制を導入していた。性格は総じて温和とされている。身体的特徴は黒髪に薄緑の肌と眼を持つ。風族出身の人物 ヘリック・ムーロア一世 鳥族 中央大陸南西部の山岳地帯に茂る原生林地帯を生活圏にし、木に宿る自然神を崇拝する部族。部族の名の示す通り鳥類型ゾイドを家畜化し、移動手段や物資の運搬、土木作業、戦闘目的で使用した。特に鳥類型ゾイド(ショットイーグル)に乗って戦う兵士は人々から崇拝され「戦士」の称号を与えられていた。木の加工に関する技術を発達させ、様々な生活必需品を作って他部族との交易を行い利益を得ていた。身体的特徴は金髪で薄桃色の肌に黒い目を持つ。鳥族出身の人物 リヒトホーヘン中佐 フォンブラウン軍曹 海族 部族の名の通り海を生活圏にしていた海洋民族。単一民族とひとくくりにされているが、実際は北方系のヴァイキング的種族と南方系の海洋漁労民などいくつかの種族の集合体である。有史以来、南北の海洋民族と交流し、生活圏を脅かすような外敵に対しては一致協力して立ち向かうなど仲間意識が強く社会的に進んだルールを共有していた。交流が進み同化しているため、身体的特徴で両者を見分けるのは難しいが、一般的には黒髪に薄青の肌、青い眼を持つ。海洋民族らしく造船技術、航海術に長けているため、星の運行周期から独特の暦を作り、さらに他の部族に先駆けて惑星Ziの世界地図を作り上げた。それゆえに学者となる者も多数いるとされる。船を航行させる目的で海に生息するゾイド(シンカー)を有史以前から家畜化し、海産資源の獲得や貿易に利用して利益を得ていた。また、他部族が海族の領海を通過する際には関税を徴収し、同時に貿易船を護衛するための武装集団を結成、海上での機動力を誇った。海族出身の人物 ロイ・ジー・トーマス アルファー中尉 ゴードン大尉 地底族 中央大陸の山岳地帯の洞窟に住み独自の文化を発達させていた部族。それゆえに地底族と呼ばれる。普段は洞窟で過ごし、食料などが必要になると集団で地上に出て採集、調達してきたが、他部族によって村や街が作られて農地が開墾され、その農地が開墾した部族の所有となっても、彼ら地底族は地上に現れては他部族の所有する農地から農作物を調達していた。そのため他部族の反感を買い、地底族は得体の知れぬ山賊集団と汚名を着せられてしまった。彼らは地中に住む昆虫型ゾイド(モルガ)を多く飼育し、地底でトンネルを掘る作業や住居の建築など土木作業や運搬に利用した。社会的に封建的支配色の性格が強く家長に対する忠誠が重んじられ、「我こそ惑星Ziにおける支配者だ!」という自負心が強く、軍隊による他部族への領土の侵攻も、生存手段としての正当行為と主張している。身体的特徴はオレンジの髪に赤茶の肌と眼を持つ。地底族出身の人物 ガイロス ガンビーノ 火族 ファイヤーとも呼称される。氷河期ですら凍結しなかった火山地帯を生活域とし、火の神を崇拝する部族。普段はいくつかの街に点在して暮らしているが、同胞に対する団結心は非常に強い。だが、他部族に対する不信感も強く好戦的な民族で武を重んじる。彼ら火族が武を重んじるのは、強さを善とする文化に由来し、火族の社会は武道による階級制が中心になっている。古くから地熱エネルギーを利用し、水蒸気による工作機械を作って土木作業などに用いるなど独自の技術を発達させていた。彼ら火族は獰猛な始祖鳥型ゾイド(シュトルヒ)を飼いならし、活動する火山地帯を飛び回って移動手段とした。この始祖鳥型ゾイドは他部族では飼いならすことはできず、生体として原始的なので数を増やすことも難しく、彼ら火族ですら飼育方法は限られた人間しか知らない秘伝と言うべき技術であった。なお、火族の戦士の中でも始祖鳥型ゾイドに乗って戦う者はエリートとして尊敬された。身体的特徴は黒髪に褐色肌と赤茶の眼を持つ。火族出身の人物 ガラモス大尉。 砂族 かつて砂漠地帯に巨石文明を築き、巨大な石の都市国家を作った偉大な部族の末裔。彼ら砂族の文明は非常に発達しており、他の部族を多く従えるなど隆盛を誇ったが、ZAC1600年頃を境に急速に衰え崩壊してしまった。これは当時、恒星の熱放射量により砂漠の気温が上昇し生活用水の不足が長く続いたためと、他部族を多く吸収しすぎたこととされている。その後は砂漠に点在するオアシスに小さな集落を作って生活の拠点とした。都市国家崩壊後、排他的になったため、あまり他部族との交流を行わず、数種類の爬虫類型ゾイド(主にヘルディガンナー)を家畜化して孤高に砂漠に住み続けたため、詳しい交流状況は不明。太陽神を崇拝する部族で身体的特徴は白髪と薄茶の肌、黒い眼を持つ。 虫族 インセクトとも呼称される。部族の名が示す通り、昆虫型ゾイドを家畜化し、共生していった歴史を持つ部族。昆虫型ゾイドの外殻は非常に硬く、死亡した昆虫型ゾイドの殻を身に纏えば無敵の鎧と化し、盾や槍として加工すれば素晴らしい武器となったので、戦時には優れた武具を作って他部族と交易し利益を得ていた。また、力の強いクワガタ(ダブルソーダ)は、彼らの住居を作るための土木作業用として使われ、戦時には戦闘用として使用された。そういう意味で、彼ら虫族にとって昆虫型ゾイドは貴重な財産である。降雨量によって出現、消滅する湿地帯を生活圏にし、常に少数で移動を繰り返し都市を形成しなかったので少数民族と言える。それでも彼ら虫族が生活圏を守り通し存続できたのは、湿地帯は疫病の発生源だと古くから考えられており、他部族は湿地帯への侵入を行わなかったからである。雨の神を崇拝する部族で、身体的特徴は黒人のような茶色の肌、グレーの髪、青緑の眼を持つ。また昆虫のように感覚が鋭く、その天性的な才能を生かし、レーダー手や偵察部隊の指揮官になるなど活躍した。虫族出身の人物 ブラントン モーリス少尉 神族 中央大陸北部の氷河地帯に神殿を構え住居とし、自らを神の末裔と称する部族。神秘的な呪術による一種の神権政治を行い、火山噴火など天変地異の予測、精霊を呼び出し死者の国の住人と会話を行う、手を触れずに岩を動かすなど人知を超越した能力を秘めているとされるが、それ以外の詳細は不明。一説では有史以前、他の惑星からやって来た者たちを起源とする民族とも言われている。一部の研究家の間では、この部族こそがゾイドを誕生させた古代文明人の末裔とする声もあるが、荒唐無稽なものとして俗説の域を出ていない。非常に巨大で強力な神獣型ゾイド「ゴジュラス」を守護神として所有し、この事が他部族が神族を恐れている理由となっている。この神獣型ゾイドは既に地上では絶滅していた恐竜型ゾイドの一種で地下の溶岩溜りに生存していたゾイドである。彼ら神族は地上では絶滅した恐竜型ゾイドが地下で生存していることを古くから知っており、手なずけたと考えられている。この事はZAC2060年、ヘリック共和国ゾイド管理局の局員の調査によって明らかになった。人々の病を治すことに長けているため、医学が発達しており、様々な薬草を作って商品とし、他部族と交易を行い利益を得ていたが、他部族の前にはなかなか姿を現さず、常に仮面をかぶって素顔を見せず神秘性を強調していた。その素顔は銀色の髪と眼と白い肌と言う身体的特徴を持つ。
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中央大陸
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中央大陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:04 UTC 版)
「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の記事における「中央大陸」の解説
人の世界で最も大きな大陸。赤竜山脈によって、北方大地と呼ばれる雪に覆われた貧しく過酷な北部・アスラ王国が支配する豊かな西部・南は王竜王国が支配し北には紛争地帯が広がる南部の3つの区域に分断されている。元々は魔大陸とは地続きで巨大陸と呼ばれていたが第二次人魔大戦で別れた。公用語は人間語。
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