生活必需品とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > 生活必需品の意味・解説 

生活必需品

読み方:せいかつひつじゅひん

暮らしの上で常に必要となるもの、生活する上でどうしても必要な品物、生活の必需品意味する語。

せいかつ‐ひつじゅひん〔セイクワツ‐〕【生活必需品】

読み方:せいかつひつじゅひん

生活していくうえで欠かすことのできない品。食品衣類洗剤燃料など。


生活必需品

作者フィリップK.ディック

収載図書ウォー・ヴェテラン―ディック中短篇集
出版社社会思想社
刊行年月1992.12
シリーズ名現代教養文庫


日用品

(生活必需品 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 15:31 UTC 版)

日用品(にちようひん、英語: daily necessities)とは、生活していくために必要な物のことである。

生活必需品(せいかつひつじゅひん)、(日用)雑貨((にちよう)ざっか)ともいわれる。

ただし、その範囲は統計や調査など文脈により異なる。

香港の生活雑貨店

概要

日用品は「日常生活に密着した物品」と定義される[1]。一般的には、食料品や衣料品などを除く「人が日々生活していくために必要な消費財」をいう[2]。日用品は一般的には購入しても一度のみ、もしくは短期間の使用のため非耐久消費財に分類される[3]

ただし、「日用品」の範囲は統計や調査など文脈により異なる。日用品の具体例として、家具、オフィス家具、金属製品、合成樹脂製品、陶磁器、ほうろう鉄器、漆器、ガラス製品、木竹製品、刃物、スポーツ用品、ベビー用品、文房具楽器玩具、喫煙具、眼鏡宝石などが挙げられる場合もある[1]

日用品は食品とともに最寄品(もよりひん)と呼ばれることもある[4]。食品や日用品を販売する小売業として代表的な業態は、総合スーパー(GMS)や食品スーパー(SM)で、日常生活に必要な商品を幅広く取り扱う業態である[4]。このほかドラッグストア(DGS)では医薬品や化粧品、日用雑貨が中心に取り扱われてきた[4]

食品・日用品の主要チャネルは食品スーパー(SM)、コンビニエンスストア(CVS)、ドラッグストア(DGS)とされてきた[4]。しかし、インターネットにおける通信販売(EC)でも食品・日用品の取り扱いが拡大しており、食品・日用品は多様な業態で販売されるようになっている[4]

雑貨と荒物

雑貨

「雑貨」はもとは金物屋で売られている石鹸(せっけん)や束子(たわし)のような生活消耗品、小間物屋などで扱われていた便箋封筒などの日用品を言った[5]第二次世界大戦後、土産物屋や民芸品店の増加、百貨店やデパート、スーパーマーケットなど多種多様な店舗形態の出現により、品目を明確に分類しづらいものが雑多な貨物(miscellaneous goods)として一括りになり「雑貨」として扱われるようになった[5]

荒物

荒物とは、ほうきザルボウルなど家庭用品や小間物などの総称をいう[6]。荒物を扱う店舗を荒物屋といった。

日用品と季節性

商品の態様

日用品には年間を通じ平均的に消費されるカテゴリと、季節や気温の変化、または行事等が深く関係する季節性カテゴリがある[2]

年間を通じ平均的に消費される商品群は、人間が生活する上で定期的に消費するもので、洗濯用洗剤、洗濯用品、住宅用洗剤、住宅用品、台所用洗剤、台所用品、風呂用洗剤、風呂用用品、トイレ用洗剤、トイレ用品、掃除用品、オーラルケア用品、トイレタリー用品 、スキンケア用品、ヘアケア用品、フェイスケア用品、シェービング用品、化粧品、消臭剤・芳香剤などがある[2]

一方、季節性の強い商品群には、冬のカイロ入浴剤、春先から売れ行きが伸びる殺虫剤などの殺虫関連日用品、季節の変わり目の防虫剤や除湿剤、彼岸や盆暮れのろうそくや線香などであり、繁忙期と閑散期で数倍から数十倍の消費量の違いがある[2]

季節指数

季節指数(季節変動指数)とは、季節(あるいは月)ごとの自然現象や社会習慣により商品の売り上げの変動を、月別平均法、連環比率法、百分率法などの方法で月単位で指数化したものである[7]。数値が高いほど需要が高まり、低いほど需要は低くなる。各メーカーや小売店はこの指数を元に、生産や販売の調整を行っている。

日用品の例

日用品として、生活用品さらに文化用品を挙げる例がある[8]。以下は一例[8]

  • 生活用品
  • 文化用品
    • 娯楽装置・玩具
    • 楽器
    • スポーツ用具
    • 印刷物・レコード・記録物
    • 文具・紙製品・事務用具等
    • その他の生活・文化用品 - マッチ、ろうそくなど[8]

出典

  1. ^ a b 日用品”. 経済産業省. 2022年9月27日閲覧。
  2. ^ a b c d 第1回 日用品「需要予測が当たらない?」二つの理由”. 日立ソリューションズ東日本. 2022年9月27日閲覧。
  3. ^ 消費財(しょうひざい)”. 東海東京証券. 2022年9月27日閲覧。
  4. ^ a b c d e 山﨑 泰弘. “消費者の食品・日用品における小売業態使い分けの研究”. 流通経済研究所. 2022年9月27日閲覧。
  5. ^ a b 菊田琢也「消費社会と雑貨 : 1980年代、雑誌『オリーブ』の分析を通じて」『文化学園大学紀要. 服装学・造形学研究』第45巻、文化学園大学、2014年1月、37-45頁、hdl:10457/2178ISSN 2187-3372CRID 10505642877698535682023年5月20日閲覧 
  6. ^ 金野静一. “気仙風土記(616)地名と歴史(113)高田かいわい10”. 広報りくぜんたかた(2015年(平成27年1月1日号)). 陸前高田市. 2022年9月27日閲覧。
  7. ^ 小売・流通用語集~流通業界で働く方必携~季節指数”. 日経BP 日経クロストレンド. 2022年9月27日閲覧。
  8. ^ a b c 汎用性のある PCR「日用品」の対象製品分類の範囲”. CFPプログラム. 2022年9月27日閲覧。

関連項目


「生活必需品」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「生活必需品」の関連用語



3
公設市場 デジタル大辞泉
100% |||||


5
逆進性 デジタル大辞泉
78% |||||




9
72% |||||

10
絶対的貧困率 デジタル大辞泉
72% |||||

生活必需品のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



生活必需品のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの日用品 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS