野生のチコリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 00:39 UTC 版)
野生チコリの葉は生で食べられるが、通常、特に古い葉には苦味がある。その風味は、イタリアのリグーリア地方やアプリア地方、インド南部など、特定の料理で高く評価されている。リグーリア地方の料理では、野生チコリの葉が「プレボジオン(イタリア語版)」(英: preboggion)の材料となり、アプリア地方では、野生チコリの葉と空豆のピューレを組み合わせた伝統的な郷土料理に「ファベ・エ・チコリエ・セルヴァティケ」(伊: fave e cicorie selvatiche)がある。 アルバニアでは、チコリの葉はほうれん草の代用品として、主にオリーブオイルで煮たり、マリネにしたりして提供され、「ブレク」の具材としても使用される。ギリシャでは、クレタ島に自生する野生チコリの一種、ステムナガティ(stamnagathi)/別名:スパイニィ・チコリー(spiny chicory)を、オリーブオイルとレモン汁で和えたサラダにして利用している。 チコリの葉は、さっと茹でることで苦味が減り、ニンニクやアンチョビなどの具材と一緒にソテーされることもあるが、それをパスタと組み合わせたり、肉料理に添えたりすることもできる。
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