パック2とは? わかりやすく解説

パック2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/17 02:44 UTC 版)

パック2PM

パック2
ジャンル 情報番組
出演者 村形貞彦
佐藤のりゆき
松永俊之
管野暢昭ほか
オープニング 「パック2のテーマ」
製作
制作 北海道放送
放送
放送国・地域 日本
放送期間1972年5月29日 - 1993年9月30日
放送時間月曜日 - 金曜日14:00~14:55
放送分55分
テンプレートを表示

パック2(パック・ツー)は、TBS系列北海道放送(HBC)が1972年5月29日から1993年9月30日まで放送していたローカルワイド番組である。平日14時から1時間の生放送。初期・中期は『3時にあいましょう』→『スーパーワイド』前の『HBCニュース』を別枠で放送していたが、末期は番組内で放送された。

概要

1966年8月から放送していた午前の生活情報番組「奥さまスタジオ」「土曜をあなたに」を統合し午後2時枠に移す形で、1972年5月29日に「パック2pm」というタイトルで開始し[1]、1982年10月から「PM」が外れる。専業主婦をターゲットにしたワイド番組の草分けとして知られる[2]

前半は生活に役立つ情報を特集として組んでおり、後半は札幌市内の各デパートとのタイアップによる通販コーナー「ショッピング情報」だった。ショッピング情報の展開にあたってはHBCの定款に物品販売の項目がなく通産局や郵政局と交渉した後、札幌市内のデパート5店とのタイアップによる商品紹介を行う形で成立した[1]

オープニングでは「♪パック2~パック2~」と歌う女性コーラスによるテーマ曲が流れていた。「パック2PM」から「パック2」となる際にテーマ曲がリニューアルされた。

司会は当初女子アナ2名だったが、後にJNNニュースデスクのキャスターでも知られた村形貞彦、さらに佐藤のりゆきがメインとなり、この番組をきっかけに人気を得ることになる。

また、霊能力で一世を風靡した宜保愛子も出演。番組内の心霊コーナーや主婦の悩みコーナーなどの再現ビデオでは、オフィスキュー社長(当時)の鈴井貴之や、その妻で副社長(当時)の鈴井亜由美も出演していた。

司会は村形・佐藤アナのほかにも、松永俊之(1989年10月~1993年3月)、管野暢昭(1993年4月~1993年9月)など、21年間で担当したアナウンサーは多数。一時期はザ・キッパーズも準レギュラーとして不定期に出演。自身が出演の松尾ジンギスカンのCMはこの番組の中でOAされていた。

特に後期になると、週の月曜日は視聴者の関心が高かった「心霊特集」で固定され、宜保愛子や占い師の浅沼開元なども不定期で登場した。これに、札幌テレビ放送(STV)の『ちょっと和久井の2時ですよ』も「心霊特集」で対抗し、地元の「観さん神さん」による姉妹占いも注目が集まった。この結果、さらに熾烈な視聴率競争が行われ、夏休みになると「パック2夏休みスペシャル・真夏の怪奇特集」などと銘打った1週間ぶち抜きの心霊特集が組まれた。

その一方で、暫く会っていない知人や友人、親族に5万円分の予算でプレゼントを贈る「ペリカン愛の特急便」(日本通運提供)や、週末のお天気などといったやわらかいコーナーもあった。

番組の音楽は、最初のオープニングトークやCM前の音楽など、すべて生エレクトーン演奏の時代もあり、番組の最初にエレクトーン奏者を紹介している。

1993年8月、STVの夕方ワイド番組『どさんこワイド120』に対抗するため、当番組を事実上発展させる形で『HBCゆうやけワイド・テレビ一番星[3]を立ち上げることとなり、1993年9月、21年の歴史に幕を下ろし、当該枠は東京発の『スーパーワイド』に切り替わった。なお、この発表直後にSTVも『ちょっと、和久井の2時ですよ』を終了させて大幅拡大させた『どさんこワイド212』を立ち上げることとなった。その後幾度かの番組変更はあるが、熾烈な「夕方ワイド戦争」が起こっている。

HBCでは看板番組の一つで、1972年7月からは番組と連動し生活情報などを掲載する主婦向けフリーペーパー「週刊パック」を発行[4]。これは番組紹介とショッピング情報に局広報を兼ねていたが、1978年からは子会社「HBCミュージック」に移管し[4]、1983年5月まで刊行された[1]

ショッピングを担当した百貨店

曜日ごとに担当が決まっていた。

脚注

  1. ^ a b c スピーカーが風になりブラウン管が光になる時 北海道とともに50年HBC - 北海道放送(2002年)143頁
  2. ^ 日本民間放送連盟(編)「新しさ、珍しさだけが"情報"なのか ナマワイドの新しい可能性を探る〈座談会〉 / 橋本潤一郎 ; 細川健彦 ; 辻重孝 ; 蘇馬幸栄 ; 齋藤太朗」『月刊民放』第17巻第7号、日本民間放送連盟、1987年7月1日、6 - 20頁、NDLJP:3471019/4 
  3. ^ 当初は『北海道スーパーワイド』の予定であった。
  4. ^ a b 北海道放送三十年(北海道放送 1982年)469頁
HBCテレビ 月曜日 - 金曜日14:00枠
前番組 番組名 次番組
14:00 - 朝も夜も
14:15 - 祇園花見小路
14:45 - 芸能ニュース
14:50 - HBCニュース
パック2PM

パック2
スーパーワイド
※フルネット化
HBCテレビ 平日午後のローカルワイド番組
-
パック2PM

パック2
HBCゆうやけワイド・テレビ一番星
※ここから夕方4時台に移動

パック2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:11 UTC 版)

週刊少年ジャンプ」の記事における「パック2」の解説

2017年8月12日発売

※この「パック2」の解説は、「週刊少年ジャンプ」の解説の一部です。
「パック2」を含む「週刊少年ジャンプ」の記事については、「週刊少年ジャンプ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「パック2」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「パック2」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パック2」の関連用語

パック2のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パック2のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパック2 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの週刊少年ジャンプ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS