技術的影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/19 15:05 UTC 版)
IBM 7030 自体は成功したとは言いがたいが、そこから様々な技術が生まれ、その後のマシンに生かされていった。ストレッチのトランジスタ論理回路は「標準モジュラーシステム」と呼ばれ、IBM 7090科学技術コンピュータ、IBM 7080ビジネスコンピュータ、IBM 1620小型科学技術コンピュータなどに使われた(7030 では 17万個のトランジスタが使われた)。IBM 7032 型磁気コア装置も IBM 7090系やIBM 7080で使われた。マルチタスク、メモリ保護機能、汎用割り込み機構、8ビットバイトといったコンセプトは後にSystem/360で生かされ、その後のCPUでも採用された。パイプライン処理、命令プリフェッチとデコード、メモリインターリーブなどは後のスーパーコンピュータの設計で使われた。これらの技術は最新のマイクロプロセッサでも使われている。
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