ツィマット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 07:30 UTC 版)
ZIMMAD 『ガンダムセンチュリー』で設定された。当初は英文表記のみであったが、ムック『ガンダム・センチネル』で「ツィマッド」と片仮名表記された(なお、『MSV』では同社の名称は登場しない)。OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話の台詞でジオニック社とともに企業名が語られ、公式の存在となったが「ツィマット」と発音され、以降の作品などでも同様に表記されるようになった。 ジオニック社のライバル・メーカー。機動兵器の実用化では遅れをとるが、宇宙での高機動性と大推力を重視したMSヅダを開発し、宇宙世紀0075年にジオニック社のザク (I) との競合試験に供されるも空中分解事故を起こし、ザクが制式採用されている。その後はザクIIやグフのライセンス生産をしつつ試作機の開発をおこない、ヅダで培った推進器技術を活かしたホバー走行により、地上でのMSの移動速度の問題を解決したドムを開発する。そして、同機の推進器を宇宙用に換装したリック・ドムが、次期主力MS完成までの代替としてジオニック社の高機動型ザクII(R-2型)を退けて採用、量産されている。ほかに、初の量産型水陸両用MSであるゴッグや、マゼラアタックのマゼラ・トップ砲の開発もおこなっている。サブフライトシステムなど、MSの周辺兵装にも実績がある。 一年戦争後期の次期主力MSコンペティションではギャンを提出するもジオニック社のゲルググに敗れるが、後者の推進器は両社の共同開発であるとされる(熱核反応炉も同社の開発とする資料もある)。一年戦争終結後は2つに分かれ、一方は宇宙世紀0080年にAE社に吸収合併されて "AE/ZIM" となり、ガンダム試作2号機のアトミック・バズーカやリック・ディアスのクレイ・バズーカなどを手掛けている。もう一方はジオン共和国の保有するMSの開発や改良、整備などを請け負っている。
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