ミラージュフレーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 01:37 UTC 版)
「ガンダムアストレイ」の記事における「ミラージュフレーム」の解説
『VS ASTRAY』に登場。「ライブラリアン」が運用する第5のアストレイ。型式番号の「LM」は「ライブラリアン・ミラージュ」の略。確認されているライブラリアンの所属MSの中では、唯一のオリジナル機からの改造機である。長らく行方が掴めなくなっていたが、ライブラリアンがパーツを発見し、組み上げている。パイロットは、かつて自分を殺した劾への憎悪をそのままに、カーボンヒューマンとして再生されたロンド・ギナ・サハクが務める。 ブルーフレームセカンドリバイの情報を入手したライブラリアンにより格闘戦に特化した改造が施され、ブルーフレームサードのように全身にブレードが装備(両腕で1対、両脚で3枚1組のを1対)されている。また、コマンダーモード(通常形態)からグラディエーターモード(格闘形態)への変形機能も追加されており、頭部が180度回転し後頭部の第2の顔が出現、全身のブレードが展開される。 装甲と外部フレームは、ヴァリアブルフェイズシフト素材に変更され、頭部には新たに3基のアンテナが装備されている。このアンテナは、額に1本、後頭部に2本のブレードアンテナが配されており、前方の1基は、主に指揮官機としての通信機能の為に使用。後方の2基はグラディエーターモードにおいて近接戦でのセンサーが強化され、自機の周辺に散布したミラージュコロイドの動きを把握することで、散布したエリア内の物体の動きを感知するミラージュコロイドセンサーアンテナとなっているが、遠距離の情報収集能力がオミットされるという欠点もある。 手持ち武器として、アストレイ標準装備も用意されているがビームライフルと対ビームシールドはグラディエーターモード時には使用出来ない為、使用する機会が少なく装備されないことも多い。多数の斬撃武器を装備する為、ビームサーベルも投擲武器として使用がメインとなる。また、レッドフレームの様に日本刀型の実体剣「アメノハバキリ」が新たに装備されている。 セカンドイシューに改造後は、この形態を「ファーストイシュー」と区別している。 天羽々斬(アメノハバキリ) ミラージュフレームの装備する日本刀型の実体剣。ガーベラ・ストレートやタイガー・ピアスのデータが使用されており、VPS装甲材製で刀の硬度に応じて色が変化する。 名称は日本神話に登場する十束剣の別名で、オロチ(サーペント)殺しの伝承に由来することからギナによって名付けられた。 Bソード(ブレスレットソード) 両腕に装備された長身の実体剣。タクティカルアームズIIのソードアームに対応する為に開発される。先端にはビーム砲が内蔵されている。 Aソード(アンクレットソード) 両脚に装備された獣の爪のような実体剣。3枚の短刃が1組になっている。蹴撃に使用される他、格闘時の機体の安定性を高める効果もある。 ミラージュコロイド 本機は特殊ミラージュコロイドの搭載によって外観そのものを偽装することが可能で、アメノミハシラにヘイルバスターと共に攻撃を仕掛けた際は、ノーマル状態のゴールドフレームに擬態していた。この能力から、「ミラージュ(幻影)」の名称の由来ともなっている。 また、ミラージュコロイド・ステルスによって機体を隠匿する運用も可能。 備考 本機が公式媒体において発表される以前には、仮案の5号機としてグレーのフレームの機体が存在された事が書籍の後書きで言及されていた。 『VS ASTRAY』において登場したアストレイの5号機は「ミラージュフレーム」という呼称が用いられたが、これはライブラリアン機体特有の気象を現す名前とあらゆる色を表現できる幻影を兼ね合わせたものであると千葉智宏は語っている。
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