衛星ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:01 UTC 版)
「ジオン公国の艦船及びその他の兵器」の記事における「衛星ミサイル」の解説
『機動戦士ガンダム』『MS IGLOO -黙示録0079-』に登場。ジオン軍の宇宙要塞の防衛兵器としては、メガ粒子砲や機関砲、対艦ミサイルなど従来型の火器が多く使われていたが、特に費用対効果に優れた急造兵器として新たに多数の衛星ミサイルが作られ、実戦投入された。 この兵器の原理は極めてシンプルなもので、宇宙空間をただよう直径30mほどの岩塊にロケットブースター数基と誘導装置を装着、目標に直撃させその質量と運動エネルギーをもって破壊するというものである。命中すればマゼラン級戦艦すら一発で撃沈したとされる。また、コストが極めて安価なことも魅力であった。小説版では「岩へジャンク屋から回収したロケットを括り付けただけの物だが、こんな物でもプラスチック製玩具に石を投げつけた位の威力はあった」と記述されており、衛星ミサイルが廃品から成るリサイクル兵器であるのが強調されている。 劇中での活躍 地球連邦軍によるソロモン攻略戦(チェンバロ作戦)の最中、パブリクによってビーム撹乱幕を展開され、要塞据え付けビーム兵器の長距離ビーム射撃を封じられてしまったため、ソロモン要塞司令官ドズル・ザビ中将がソーラ・システムとともに発見した地球連邦軍艦隊に対して発射を命令している。しかし、間髪の差でソーラ・システムが作動、溶解しつつもソーラ・システムに命中して多数のミラーを破壊している。なお、その後もソロモン攻略戦の最中に発射されていた。 ア・バオア・クーでの最終決戦を描いたテレビ版第42話、『MS IGLOO -黙示録0079-』第3話にも登場。宇宙要塞ア・バオア・クーのNフィールドとSフィールド周囲(他のW・Eフィールドにも配置されていることは確認できない)に多数配置され、連邦軍宇宙艦隊の迎撃の際に使用されている。その威力は、一撃でサラミス級を轟沈させるほど強力であった。
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