M
分類:ロケット
名称:M/M型
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
開発機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ場所:鹿児島宇宙空間観測所(KSC)
運用開始年:1971年
日本のロケット研究は、1955年の東京大学生産技術研究所によるペンシルロケットの打ち上げから始まります。1964年には東大宇宙航空研究所が発足して、科学衛星計画を国から任されることになり、科学衛星打上げのためのミュー・ロケットの開発がスタートしました。
1970年9月25日に打ち上げられた最初のミュー・ロケット、M-4S-1号機は、ロケットエンジンのひとつが故障して失敗に終わりましたが、1971年2月16日のM-4S−2号機の打ち上げにはみごと成功して、人工衛星「たんせい」を地球周回軌道に乗せました。
その後、ミュー・ロケットはM-4S型からM-3C型、M-3H型、M-3S型、M-3SII型へと改良が進められ、東大宇宙航空研究所に国が定めていた「直径1.4m以上のロケットの開発をおこなわない」という規制もなくなったため、現在ではさらに大型化したM-V型が作られています。
1.どんな形をし、どんな性能を持っているの?
ミューは多段式の固体燃料ロケットです。M-4S型は全長23.6m、重さ43.6t、打ち上げ可能な人工衛星の重量180kg。M3C型は全長20.2m、重さ41.6t、打上げ可能な衛星の重量195kg。M-3H型とM-3S型は全長23.8m、重さ48.7t、打ち上げ可能な衛星の重量290kg。M-3SII型は全長27.8m、重さ61t、打ち上げ可能な衛星の重量770kg。直径はどれも1.41mで、M-4Sが4段式ロケット、M-3シリーズはすべて3段式です。
2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
M-4S型の打ち上げでは、第1段から第3段までのロケットを執と噴射させて固体燃料が燃えつきてから切り離し、人工衛星となる第4段ロケットのみ推力方向をコントロールして姿勢制御をおこないながら衛星軌道に乗せるという、もっとも簡単な方法がとられていました。
M-3C型で第2段ロケットの燃焼中に推力方向をコントロールできるようになり、M-3S型からはすべての段のロケットで推力方向のコントロールが可能になりました。
3.どんなものを打ち上げたの?
人工衛星「たんせい」を初めとして多数の科学衛星を打ち上げました。とくにM-3Sロケットで打ち上げた試験惑星探査機「さきがけ」と科学衛星「すいせい」は、地球重力圏から脱出した日本初の人工衛星となり、それぞれ1986年にハレー彗星に接近して彗星の紫外線像を撮影するなど、貴重な宇宙科学観測に成功しています。
M型(乙女・青年型・16 - 17歳程度)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 15:05 UTC 版)
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