やむを得ない

実用日本語表現辞典

やむを得ない

やむを得ない（やむをえない）とは、避けることができない、または避けることが困難な状況や事象を指す表現である。この表現は、自然災害や病気、予期せぬ事故など、人間の意志や能力を超えた事態に対して用いられることが多い。また、法律や規則、社会的な制約により、選択肢が限定され、避けざるを得ない状況を指す場合にも使用される。例えば、「やむを得ない事情で欠席する」などといった文脈で使われることがある。この表現は、日本語の中でも広く使われ、多くの文脈で適用可能である。

（2023年9月16日更新）

やむを得ない

読み方：やむをえない
別表記：止むを得ない、已むを得ない

「やむを得ない」は、他にどうすることもできない・仕方がない・しようがない・残念だがあきらめるしかない、といった意味の表現。「やめざるを得ない」ということ。動詞などを修飾して副詞的に用いる場合は「やむを得ず」または「やむなく」と言い換えられる。

「やむを得ない」は「止む（已む）＋を＋得ない」という構成の連語表現である。抑揚は「家具の世代」と同様であり、「ヤム負えない」のような抑揚ではない。

（2010年10月8日更新）

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「やむを得ない」の例文・使い方・用例・文例

• 悪魔に追われるとやむを得ない；背に腹は替えられぬ
• 今後の展開次第では、早期退職やリストラもやむを得ないかもしれない。
• 彼の退職はやむを得ないようだ。
• 当社がやむを得ない理由と判断した場合に限り支払い期限の延長が認められます。
• 彼は何年も前にやむを得ない事情のため、彼女と別れなければなりませんでした。
• 我々はやむを得ない事情で、その会合を延期した。
• それはやむを得ないね。
• この若人に対してねたましく思う気持ちを、君はやむを得ないものと受け入れなければならない。
• やむを得ない事情のため本日の会には欠席いたします.
• こういう際だからやむを得ない.
• 私情を離れて言えば, 彼に対するこの処置はやむを得ない.
• もっと詳しく述べたいが紙面に限りがあるのでやむを得ない.
• しかしやむを得ない事だ.
• ある程度の犠牲はやむを得ない.
• 多少の誤りはやむを得ない
• これはやむを得ない（しかたがない）
• これは人生やむを得ないことだ