紆余曲折
紆余曲折とは、紆余曲折の意味
紆余曲折は、もともとは「道が曲がりくねっているさま」のことであり、転じて「いろいろな込み入った事情によって順調でない複雑な経緯をたどること」を意味する語。とりわけ過去を振り返って「本当に色々なことがあった」と述懐するような場面で用いられることの多い表現。紆余曲折の由来・語源
紆余曲折の「紆余」も「曲折」も、ともに「曲がりくねっているさま」を意味する語である。ただし「紆余」には「ゆとりがある・伸び伸びとしている」という意味合いもあり、他方「曲折」には「事情が込み入っている」という意味合いもある。紆余曲折の使い方(用法)、例文
紆余曲折は、今日の一般的な文脈ではもっぱら「いろいろな波乱のあった経緯・経過」を指す意味合いで用いられる。道が曲がりくねっているさまを指す意味で用いられる機会はきわめて稀といえる(「曲がりくねった道」のように表現されることが多い)。たいてい「紆余曲折を経て~」「紆余曲折の末に~」「紆余曲折があって~」というような言い回しで用いられる。紆余曲折の類語と使い分け
紆余曲折の類語・類似表現としては「盤根錯節」「多事多難」「二転三転」などが挙げられる。「盤根錯節」は、問題が複雑で込み入っているさま、を意味する語。「多事多難」は、いろいろな出来事があり面倒事が尽きないさま。「二転三転」は、ことの成り行きがたびたびひっくり返るさま。それぞれニュアンスが異なり、文脈に応じて「紆余曲折」の言い換え表現として使い分けられる。
紆余曲折の英語
紆余曲折と同様、英語では twists and turns という言い回しに「道の曲がりくねり」と「いろいろな込み入った経緯」を指す意味合いがある(紆余曲折より「曲折」の語意に近い)。with (many) twists and turns で「紆余曲折あって」という趣旨が表現できる。紆余曲折
「紆余曲折」の例文 / 使い方
うよ‐きょくせつ【×紆余曲折】
紆余曲折
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:20 UTC 版)
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紆余曲折
「紆余曲折」の例文・使い方・用例・文例
紆余曲折と同じ種類の言葉
品詞の分類
名詞およびサ変動詞(形状) | 平身 彎入 紆余曲折 前屈 側屈 |
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