D型とは? わかりやすく解説

D型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/16 16:30 UTC 版)

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D型 (ディーがた)


D型

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メッサーシュミット Bf110」の記事における「D型」の解説

長距離型で、長距離駆逐機(Langstrecken Zerstörer)と呼ばれた1940年4月にはノルウェー侵攻のため本機により長大航続力求められ長距離型であるD型が生産されることとなった愛称は「ドーラ」。なお機体自体C型とほぼ同等であり、C型とは並行して生産されており、生産ラインも共通であった。ただ最終工程において、増槽装備など行ったのみである。後方銃座若干仕様変更みられるとする資料もある。 Bf110C-3を改造した先行量産型D-0および最初生産型であるD-1/R1では胴体下面にそれと一体化したダックスフンドの腹」と呼ばれる1050リットルまたは1200リットル巨大な合板増槽装備し、さらに尾部救命ボート装備した。 この増槽内部では4つタンク内蔵されていたが、空気抵抗大きく飛行特性悪化し、しかも燃料中途半端に減少してからの運動性ひどかったタンクの中で燃料動き回りタンク内でガソリン気化コックピットガソリン臭が充満し、さらに常に火災の危険があり、空中爆発起こしたこともあった。このため改良型含め増槽胴体直接装備する方式はD-1/R1型までで廃止された。 また野原 (1993b) では、この増槽搭載のために機種下面の20mm MG/FF 2門を撤去せねばならず、実戦には不向き有った評されている。 続くD-1/R2では、問題多かったダックスフンドの腹を廃止し飯山 (2003) によれば胴体下に一つ、または両翼合計2つの、野崎 (1993) や野原 (1993b) によれば両翼合計2つ900リットル増槽装備できた。 なお、少数のD-1/U1には、夜間戦闘用に「シュパナー」暗視装置(後述)が装備された。これが専用夜間装備施した初のBf110であると言う。またD-1/R2は上記増槽撤去し胴体下に900リットル増槽通常のかたちで懸吊するようにしたものD-2型は1941年春に登場両翼増槽懸吊可能で、胴体下にはETC500ラック2つ装備し爆装可能な戦闘爆撃機型両翼増槽300リットルのものに縮小されと言う文献が多いが、900リットルのものも装備できるとする文献もある。 D-3型も同じく1941年春に登場した長距離型で、エンジンをDB601Nとした上でさらに胴体76リットル潤滑油増槽装備可能とし、900リットル増槽2つ懸吊し2600kmの航続距離誇った船団護衛型、または長距離艦船哨戒機型である。また、やはりオプションでETC500ラック装備し爆装も可能である。D型はノルウェー方面だけでなく、地中海方面でも活躍した

※この「D型」の解説は、「メッサーシュミット Bf110」の解説の一部です。
「D型」を含む「メッサーシュミット Bf110」の記事については、「メッサーシュミット Bf110」の概要を参照ください。

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