戦闘爆撃機型
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「デ・ハビランド モスキート」の記事における「戦闘爆撃機型」の解説
戦闘爆撃機型のFB Mk VIはモスキートの派生型で最多の2,718機が量産された。Mk IIを基に戦闘爆撃機型として設計され、1943年2月に初飛行を行った。爆弾倉には250ポンド(110kg)爆弾、あるいは500ポンド(230kg)爆弾のいずれかを2発、主翼下には1発ずつ搭載できた。1944年の前期には、イギリス空軍の沿岸軍団向けで対艦攻撃用に3インチ60ポンド(27kg)ロケット弾を8発搭載できるようにもなった。 FB Mk XVIIIは大口径砲を搭載し、ツェツェ(Tsetse)というあだ名がある。陸軍の6ポンド砲をセミ・オートマチック、あるいはフル・オートマチックで射撃できるように改造したモリンズ57mm6ポンドMクラス対戦車砲と7.7mm機関銃2門を搭載した。航空省は、このような航空機が有効利用できるわけがないと考えていたが、実際に配備してみるとこれまでのロケット弾を上回る対艦攻撃力を発揮した。問題は6ポンド砲の狙いをつけている間低速で飛行しなければならなかったので、逆に艦船の対空火器に狙われやすかった。これは、ロケット弾装備型の僚機が先行攻撃して敵の抵抗力をあらかじめ弱める、あるいは機首部に防弾装甲を装着することで対処できた。しかし、モリンズ砲に戦闘機動時の重力加速度や飛行中の揺動・振動による装填不良・作動不良が多発し、また6ポンド砲は艦船に対して威力不足で目立った戦果を挙げられなかったため、生産配備は少数にとどめられている。
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戦闘爆撃機型
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「デ・ハビランド モスキート」の記事における「戦闘爆撃機型」の解説
FB Mk. VI モスキート中最多生産数を誇る機体である。 FB Mk. XI 高高度戦闘爆撃機型として提案されたが製作されず。 FB Mk. XVIII FB Mk. VIと同等の機体に57 mmモリンズ砲又はビッカースS機関砲を搭載した対装甲車両、対潜水艦、舟艇攻撃機である。 FB Mk. 21 カナダで製造された戦闘爆撃機型で、仕様はFB Mk. VIと同等。 FB Mk. 24 カナダで製造予定だった高高度戦闘爆撃機型で、仕様はFB Mk. XIと同等であったがこちらも製作されず。 FB Mk. 26 カナダで製造された戦闘爆撃機型で、FB Mk.21のエンジンをパッカード・マーリン製に変更したもの。 FB Mk. 40 オーストラリアで製造された戦闘爆撃機型で、仕様はFB Mk. VIと同等。 FB Mk. 41 オーストラリアで製造された戦闘爆撃機型で、過給器付きマーリンエンジンを搭載した高高度夜間戦闘機の原型機として製作された。 FB Mk. 42 オーストラリアで製造された戦闘爆撃機型で、FB Mk. 40にマーリン69エンジンを搭載したもの。
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戦闘爆撃機型
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「MiG-23 (航空機)」の記事における「戦闘爆撃機型」の解説
戦闘爆撃機として開発された。 MiG-23B(МиГ-23Б) MiG-23MSをもとに開発された初期型。 ソーコル23S照準システムフォーン・レーザー測距儀などの対地攻撃用機器を装備した。エンジンは国内対抗機のSu-17Mと同じAL-21F-3が搭載された。 1971年に初飛行し、1972年から1973年にかけて24機がモスクワのズナーミャ・トルダーで生産された。これらは実際に部隊配備され、習熟訓練に用いられた。MiG-23BM(МиГ-23БМ) ソ連国内向け型。 MiG-23Mをもとに開発され、エンジンも同じR-29B-300に変更された。 1972年に初飛行し、MiG-27として制式採用された。 MiG-23BN(МиГ-23БН) 輸出型。 MiG-27(МиГ-27) ソ連国内向け型。 MiG-23R(МиГ-23Р) 前線偵察機型。Su-17シリーズが偵察機として十分な能力を発揮したため不要となり、計画のみに終わった。 MiG-23BK(МиГ-23БК) ソ連国内向け型。1974年に初飛行し、1976年から1982年までの間に197機が製造された。1980年にMiG-27Kと改称された。 MiG-27K(МиГ-27К) ソ連国内向け型。 MiG-27R(МиГ-23Р) 前線偵察機型。Su-17シリーズが偵察機として十分な能力を発揮したため不要となり、計画のみに終わった。 MiG-27M(МиГ-27М) ソ連国内向け型。MiG-27Kを補完する目的で開発されたややグレードの劣る派生型。 1976年に初飛行し、1978年から1983年までの間にウラン・ウデのウラン・ウデ航空機工場で162機が製造された。 MiG-27D(МиГ-27Д) ソ連国内向け型。MiG-27をMiG-27M仕様に改修したもの。MiG-27MLバハドゥール(МиГ-27МЛ БАХАДУР) インド向けの輸出型。1986年に初飛行し、ヒンドスタン航空機でライセンス生産された。生産・運用国のインドではMiG-27Mバハドゥールと呼ばれている。
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