ガンタンクIIとは? わかりやすく解説

ガンタンク

(ガンタンクII から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/25 07:11 UTC 版)

ガンタンク (GUNTANK) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ 。初出は、1979年放送のテレビアニメ機動戦士ガンダム』。


注釈

  1. ^ 変更経緯などの詳細は機動戦士ガンダム#企画の経緯を参照。
  2. ^ 本機の透視図(内部図解)より。放送当時に日本サンライズによって公表されたものである(「タキム式NC-4」と表記)[14]
  3. ^ そのほか、コア・ブロックが動力炉を兼ねるとする資料や[17]、熱核反応炉を2基搭載し、無限軌道の駆動にガスタービン・エンジンを使用しているとする資料もある[18]
  4. ^ 7機とする資料もあるが[19]、文脈からMSではない1号機を数えていないことが示唆される。
  5. ^ ダクト[23]あるいは内部冷却用の「エア・インテーク[20]とされる。
  6. ^ 「ガス排出用マフラー[24]」、「エキゾースト[25]」、「ダクト[23]」といった表記が見られる。また、劇中でもキャノン砲連射の際に排気が確認できる。一方で、砲弾カートリッジと一体型のメイン・スラスターであるとする資料もある[20]
  7. ^ 「低反動」が付記されるようになったのは『データコレクション 一年戦争編』より(武装の表記を量産型ガンタンクと統一)[26]
  8. ^ 4機とも移送されたとする資料もある[20]
  9. ^ 第19話のステッチ、第27話のカラハの台詞より。
  10. ^ 第19話のステッチおよびランバ・ラルの台詞より。また、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第10話では、ノリス・パッカード量産型ガンタンクを「タンクもどき」と呼んでいる。
  11. ^ 第32話のデミトリーの台詞より。
  12. ^ a b c d 『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』第3話のアリーヌ・ネイズンのモノローグより。
  13. ^ ーチ・ミサイル」と誤記されることもある[49]
  14. ^ 玩具用にパーツ単体でデザインされている[40]
  15. ^ 「120mm低反動連装式機関砲」とも呼ばれる[54]
  16. ^ 「4連装ボップミサイル」とも呼ばれる[51]
  17. ^ 現実のドイツ軍でも、戦車のシャーシを用いた回収戦車を「ベルゲパンツァー (Bergepanzer)」と呼ぶ。
  18. ^ ただし、いくつかのコマではガンタンク初期型に近い形状になっている。
  19. ^ 「モビルビール」とする資料もある[82]
  20. ^ 同書の別項では「MS」とされる(主力戦車は61式戦車とされる)が[104]、本作で公国軍がMSの前身であるモビルワーカーを開発するのは宇宙世紀0071年とされており、大きく矛盾する。また、劇中でも「連邦のMBT(主力戦車)」と呼ばれている。
  21. ^ 本作にはコア・ブロック・システムの概念はなく、ガンダムに類似のシステムであるコア・ポッドが搭載されるのも物語終盤である。

出典

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ガンタンクII

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ガンタンク」の記事における「ガンタンクII」の解説

コミックボンボン1982年8月掲載の「大河原邦男オリジナルメカシリーズ 6」が初出(名称は「ガンタンク量産タイプ」)で、その後MSV』で設定付与されアニメ『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムUC』にも登場MSとしては評価低かったガンタンクを、純粋な装甲戦闘車両として評価した連邦陸軍各種機構簡略化して再設計した機体で、「モビルビーグル」に分類される61式戦車後継車両としても期待される主動力は熱核融合炉。宇宙世紀007911月には量産開始され、計6機が北米中央アジア配備されるが、終戦直前であったため戦闘には参加していないとされる塗装はブルー・グレーの単色。 一旦開発凍結されるが、終戦後局地拠点防衛用として再開され、また歩兵MS部隊突撃支援する装甲砲システム」の一種としての量産計画議会承認されている。戦後局地紛争活躍しグリプス戦役時にはジャブロー基地のほか、キリマンジャロ基地にも配備されている。乗員砲手1名と操縦手2名、または砲手1名と操縦手1名の2説がある。 劇中での活躍 宇宙世紀0087年を描いた『機動戦士Ζガンダム』第12話では、ジャブロー基地滑走路駐機するアウドムラおよびスードリ防衛に2両が出撃エゥーゴガンダムMk-II百式およびリック・ディアス攻撃により1両は大破炎上、もう1両は履帯損傷し横転する。塗装オリーブ・ドラブ単色。 0096年を描いたOVA『機動戦士ガンダムUC』ep5では、トリントン基地所属車が登場奇襲をかけるジオン残党軍対し、1両がガンキャノン・ディテクターとともに迎撃するが、ガルスK砲撃受けて撃破される。塗装はライト・ブラウンの単色原作版小説ではダカール防衛隊戦力として登場している。 上記設定では、一年戦争では実戦参加していないとされるが、映像作品以外外伝作品では一年戦争にも実戦参加している。ゲームブック機動戦士ガンダム 灼熱追撃』では、左腕ガンタンク同様の4連装ボップ・ミサイル・ランチャー、右腕通常の左腕異な3連装ミサイル・ランチャー換装された車両登場アフリカ公国軍整備兵ジョン・クエストの搭乗するMS交戦する曽野由大漫画『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』では、V作戦評価試験部隊スレイプニール所属車が登場塗装濃淡ブルー・グレーを基調とする。砲手席に隊長ショーン・キャシティ大尉搭乗するが、単独操縦かほかの乗員がいるかは不明。同隊は北米ワイオミング州付近で「偽のガルマ・ザビ」が搭乗するザクII FS型を行動不能にする。その後暗躍する連邦陸軍コルテス大尉ピクシー教導隊ネメシス」と挟撃するも全滅本車左腕部や左のキャノン砲などを破壊される乗員生死不明近藤和久漫画『機動戦士ガンダム0079』では、ガンタンクI火力増強型として開発されたとしている。原型機より一回り大きな機体とされ、両肩200ミリメガ・キャノン砲、両腕に3連装ロケット・ランチャー装備通称マムート」と呼ばれるベルファスト基地配備されている機体に、オデッサ戦闘乗機破壊されカイ砲手ハヤト操縦手として搭乗上陸した水陸両用MSガンタンクIとともに迎撃するが、味方巡洋艦砲撃のために後退する小説機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』では、終戦直後中央アジア砂漠地帯で、戦車部隊への配備確認されている。 葛木ヒヨン漫画機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』では、0094年に1機が野盗化した公国軍残党鹵獲運用されている。廃墟となった市街地で、連邦軍フレスベルク隊のブレイア・リュードの量産型ΖΖガンダム撃破される。

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