ガンタンク初期型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:50 UTC 版)
アニメ版『THE ORIGIN』に登場。 漫画版では宇宙世紀0068年を描いた「シャア・セイラ編」に登場するガンタンクも一年戦争時のものと同じであるが、これに違和感をもった今西隆志の意向で山根公利によりデザインされた。漫画版のデザインを踏襲しつつも、胸部のデザインなどが異なり、2基あったバックパックが1基になっている。アニメ版『THE ORIGIN』におけるガンタンクがすべてこのタイプという訳ではなく、一年戦争時のものはまた別のため誤解のないように、と山根は語っている。 宇宙世紀0065年に制式採用された地球連邦軍の大型戦闘車両。各コロニーに配備され、治安維持の名目で運用されているが、その威容による反乱分子への心理的抑圧も考慮されている。両肩の大口径砲と両前腕部の4連装機関砲はのちのガンタンクと同様だが、6基のスモーク・ディスチャージャーと、機体下部に対人用の3連装機銃をもつ。塗装はライト・グレーを基調とする。 劇中での活躍 OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』では、ジオン・ズム・ダイクンの死後、遺児であるキャスバルとアルテイシアをサイド3から逃がすため、クラウレ・ハモンがパイロットを買収した本車1両を使用する。自動車を踏み潰しながらドッキング・ベイのカーゴ・センターに向かうが、同じ本車4両からなる部隊に行く手を阻まれる。しかし、砲手席に乗せられていたキャスバルがキャノン砲を発射、交戦となり全機撃破する。その後、自動操縦のままハモンらは車外に脱出、待ち受ける本車と61式戦車初期2型の部隊の集中砲火を浴びて撃破される。 OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』では、サイド3のダーク・コロニーの試験場で、開発中のモビルワーカー (MW) 01式の模擬戦の相手として1両が登場する。ドズル・ザビが裏ルートから入手したもので(漫画版では、本車のデータに合わせて公国側で造られたダミー)、機体各部に縦横に白いラインと、ジオン公国章が記されている。模擬戦ながら本車は実弾を発射するが、オルテガ准尉(当時)が搭乗するMWの装備するシールドにキャノン砲の砲弾まで受け止められ、右腕のクローによって撃破される。
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