運用コスト
別名:ランニングコスト
【英】running cost
運用コストとは、コンピューターの機材やシステムを保守、管理するために必要となる費用のことである。総じて、運用のための維持費のこと。
これに対して機材の購入やシステムの導入などに際して必要となる費用がイニシャルコストと呼ばれる。こちらは初回1回の出費で済む。しかしランニングコストは、電気代や保守点検サービスに関わる費用、あるいは消耗品の補充調達に支払う費用などであり、定期的に継続的に必要となるコストである。もとより長期使用を前提とする機器の導入に当っては、初回の導入にかかるイニシャルコストよりもむしろ、その後の出費を左右するランニングコストを主な導入費用として見定める場合が少なくない。
運用コスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 01:43 UTC 版)
「F-22 (戦闘機)」の記事における「運用コスト」の解説
F-22を当初の750機導入する計画の時点では、全体の計画コストは約650億ドルと見込まれていたが、2010年会計年度において既に599億ドルを消化している。また、技術製造開発(EMD)試験機9機の生産時には189億ドルもの費用を要し、先述したATF選定作業時のコストを合わせると、227億ドル(日本円で2兆円以上)となる。 一飛行時間あたりの列線整備は、0.3-0.7人/時とされる。整備の際は携帯型整備支援装置(PMA)の端末を機体に接続し、自己診断が行われる。通常の様な技術指令書を参照しながらの整備ではなく、整備員はPMAの指示に従い異常のあるモジュールの交換のみを行うだけで、整備は完了となる。また、B-2の様な機体表面のコーティングの塗り直し作業は必要としない。一方で、軍では十分なメンテナンスが出来ない箇所もあるため保守に関連する費用、ハード・ソフト共に機密部分が多いため情報保全の費用など、既存の戦闘機より増加した固定費も負担となっている。また、一部のパーツの腐食や、機体構造の問題を補修する費用についても高騰傾向にある。 B-2のように定期的な研磨は必要とされないが、レーダー波吸収皮膜は雨や擦り傷に弱く、最近の試験結果によると1飛行時間当たり30時間以上と44,000ドル以上の経費を掛けた整備を必要としていた。
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