火器管制システム
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「730型CIWS」の記事における「火器管制システム」の解説
西側諸国のCIWS同様、730型CIWSは自己完結方式であり、ロシアのAK-630より反応時間は速いが、手動による制御モードを欠いている。 730型CIWSは、ZKJ-1、ZKJ-4、ZKJ-4A-3、ZKJ-5、ZKJ-6、ZKJ-7、H/ZBJ-1、などの中国製、トムソンCSF社製 TAVITACなどのヨーロッパ製の戦術情報処理装置と完全に互換性があり、特にシステムの改修を伴うことなくこれらのシステムと直接統合できると言われている。
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火器管制システム
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「AH-1Z ヴァイパー」の記事における「火器管制システム」の解説
照準装置は、AC-130などにも採用されているロッキード・マーティン社製AN/AAQ-30 ホークアイ目標照準システム(TSS)を搭載。これは、第3世代型FLIR(前方赤外線画像監視装置)、低光量カラーTVカメラ、レーザー測距器、アイセーフレーザー照準装置を統合した目標照準装置となっている。第3世代型FLIRは最大探知距離が約35km、識別距離が約10km。解像度は640×480、4段階の視野切り替えが可能で、中波赤外線および長波赤外線を併用し、様々な状況下での高い捕捉能力を持つ。 低光量カラーTVカメラは解像度が768×494、無段階の18倍ズームが可能。TSSは5軸のジンバルにより安定化され、目標の探知、分類だけでなくAH-64Dでは不可能な、遠距離での目標の識別、認識も可能。複数目標の自動追尾も可能で、動目標で3目標、静止目標で10目標の追尾が可能。TSSはAH-1WのNTSやAH-64AのTADS/PNVSなどの第一世代システムと比較して2倍の捕捉能力を持ち、AH-64Dのアローヘッドよりも性能が高い。 まだ正式採用はされていないが、オプションでスタブウィング上にAN/APG-78 ロングボウ火器管制レーダーを元に開発されたCRS(Cobra Rader System)またはSCOUTと呼ばれるミリ波レーダーを搭載可能。性能的にはAN/APG-78 ロングボウ火器管制レーダーに若干劣るものの、動目標なら約8km、静止目標でも約5kmの捕捉距離を持ち、100以上の目標を自動で位置、分類を探知、戦術優先順位を判別してモニターに表示する事が可能(AN/APG-78 ロングボウ火器管制レーダーは約1,000個の目標を捕捉し、そのうち最大256個を追尾可能で優先度の高い16目標が表示される。動目標なら約8-10 km、静止目標なら約6kmの捕捉距離を持つ)。
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火器管制システム
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「AH-64 アパッチ」の記事における「火器管制システム」の解説
.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} AH-64Aの機首部の先端のターレットに装備された装置類、上部に取付けられているのが操縦士用暗視装置(PNVS)、下部に取付けられているのが目標捕捉・指示照準装置(TADS)である シミュレーターで訓練を受ける操縦士、IHADSSに取付けられた円形レンズのディスプレイが右眼前に装着されている AH-64は最前線で活動できるように計画され、夜間の作戦や悪天候時にも対応できるよう考慮された設計であり、機首部の先端のターレットに装備された、AN/ASQ-170目標捕捉・指示照準装置(TADS)と操縦士用の暗視装置であるAN/AAQ-11パイロット暗視センサー(PNVS)を中心に構成された火器管制システム(FCS)を備えるほか、ハニウェル社製のIHADSS(Integrated Helmet And Display Sight System:統合化ヘルメット・表示標準システム)を備えている。 IHADSSは操縦士と副操縦士兼射撃手のヘルメットに飛行情報を右眼前に装着された片眼鏡の円形レンズのディスプレイに表示するものであり、戦闘機のヘッドアップディスプレイ(HUD)の同様の機能をもつシステムである。4つの異なるモードの表示機能を持っており、後述する高度・方位・速度などの飛行データのほかに、目標ロックやTADSとPNVSの情報を表示することも可能である。 TADSは前席に搭乗する副操縦士兼射撃手用の機器で、機首部の先端のターレット下部に装備されており、TADSの左側には目視光学標準器(DVO)・TVセンサー・レーザー・スポット追跡装置・レーザー測距/指示装置が、右側には夜間戦闘用の前方監視赤外線装置(FLIR)が装備されており、ターレットにより上方30°、下方60°、左右120°まで旋回か可能である。操作用レバーによって操作されるが、射撃手のIHADSSとも連動して操作が可能である。昼間は直接光学視野またはTV視野が使用され、直接光学視野は範囲3.5度で拡大率18.2の狭視野と範囲18度で拡大率3.5の広視野に切替えることが可能であり、TV視野は範囲0.9度の狭視野と広視野に切替えることが可能である。夜間はFLIRが使用され、視野を狭(3.5度)・中(10.2度)・広(50度)の3段階に切替が可能である。TADSは戦術・天候・視程条件により、射撃手が直接光学視野・TV視野・FLIRの3種類のセンサーのいずれかまたは組み合わせを選んで使用される。また、3種類のセンサーの情報は、射撃手のIHADSSにも表示が可能であり、射撃手はこれを操作し目標の捜索を行い、発見後にTADSをその目標に捕捉させれば、その後は手動または自動で目標を追跡する。 後席に搭乗する操縦士はパイロット暗視センサー(PNVS)を主に使用するが、状況に応じてTADSも使用できる。PNVSの映像は、操縦士のIHADSSに表示され、高度・方位・速度などの飛行データも投影される。PNVSは、機首部の先端のターレット上部に装備されており、操縦士のIHADSSに連動して上方20°、下方45°、左右各90°まで旋回可能で、広い視野が確保されている。また、PNVSが故障した場合には、TADSのFLIRにより、操縦士に暗視画像を表示して、その後の操縦を可能とするバックアップシステムをもっており、PNVSや機首下の30mm機関砲の照準は、操縦士のIHADSSの向きに連動させることができる。ロケット弾発射の場合は、IHADSSのディスプレイに照準シンボルと予想着弾地点が表示される。 また、TADSまたはPNVSの情報は、前後席に装備された表示装置により、ビデオ出力映像として表示される。 ヘルファイア対戦車ミサイルを使用する場合は、レーザー測距/指示装置でレーザーを目標に照射する。これはレンジファインダー(測距儀)も兼ねており、パルス・レーザーの照射によって目標までの距離を測ることもできる。夜間での発射では、前方監視赤外線装置(FLIR)が使用される。 TADS、PNVS、IHADSSによって得られた情報は、火器管制システム(FCS)に集約される。FCSには操縦系統のほか、電波高度計、方位・姿勢表示システム、地表面誘導装置、ASN-128慣性航法装置などの電子機器が搭載され、それらの情報を統合・演算する事で射撃精度を高める。
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