ターレットとは? わかりやすく解説

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ターレット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 23:35 UTC 版)

ターレット(turret)またはタレットは、


ターレット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:56 UTC 版)

ビートル (ロボット)」の記事における「ターレット」の解説

車体より4本の油圧シリンダーにより支えられているターレットは左右にそれぞれ240旋回することができ(360度全周旋回できない)、ドライバーオペレーター搭乗する操縦室補助的な動力装置、そして左右に1基ずつ、計2本のマニピュレーターロボットアーム)が備えられていた。 操縦席周囲には放射線遮蔽材として厚さ30 cm鉛板用いており、この重さ総重量約半分にも達していた。総重量85トンのうち、ターレット部のみで50トン重量がある。操縦席天面は4隅をシリンダー持ち上げ方式搭乗ハッチとなっているが、放射線防護のためにとてつもなく分厚いものとなっており、ハッチだけでも7.5トン重量があり、さながら銀行金庫室の扉のごとくであった。これらの防護装備により、放射線被曝対す防護能力は無防護状態の3,000倍という数値達成しており、毎時3,000レントゲン(約26シーベルト)の被曝耐えることができた。これは「人間が無防護被曝した場合10以内確実に死亡する環境に耐えられることを意味する外界確認手段として、放射線遮蔽用として厚さ58 cmの鉛入ガラス使用した前面左右の三カ所の外部視察窓のほか、ターレット前面上部可動式支持架取り付けられたものが1基、後面固定式のものが2基、計3基のテレビカメラと、天面ハッチ上面左右旋回上下俯仰可能な1基の潜望鏡ペリスコープ有し作業時の照明として前面視察窓の左右に5基、上下各2基、左右視察窓には上下各3基の角型ライトと、上部中央に1基の円形サーチライトがある。この他前面視察窓には2基の計測ゲージ付いた作り付け双眼鏡があり、左右に移動できるように専用マウント接続されていた。操縦手外部との通信は2基の無線機によって行われたが、分厚い防護壁によりハッチ閉鎖時(行動時)には車内には外部の音は全く届かないため、操縦手目視以外に外部状況把握できるように、集音マイク備えられており、エンジン音始めとする駆動音はこれによって把握した操縦室には3基のエア・コンディショナー備えられ2224湿度60%の状態を維持した操縦者座席電動による調整可能なもので、狭い操縦室搭乗者快適に作業可能なように配慮されている。ただし、操縦室内は大変狭苦しい上に各種機器計器一杯であり、操縦者には座席以外の空間はほとんど与えられていなかった。なお、操縦室ハッチ閉鎖した後には小さな空気取り入れ口のみしか外部通じている部分はないが、被曝防護直進性の高い放射線による直射防護主眼置かれており、放射線防護ダクト複数90以上に曲げることによって達成されている。汚染大気汚染粒子高濃度滞留している状況作業することは想定されていないため、空気取り入れ口自体にはさほど高度なフィルタ装備されていない非常事態備え操縦室内には8時間分の容量のある酸素ボンベ用意されていた。 操縦室左右に備えられマニピュレーターロボットアーム)はゼネラル・ミルズ設計・製作によるもので、上腕部を前後42インチ(約106.7cm)、前腕部を18インチ(45.72cm)伸縮させることができた。1基あたりの関節数は3節で、360度全周回転可動軸を3つ可動範囲120度と90度の1軸可動軸をそれぞれ2/1持ち無骨な外見ながら繊細な作業が可能であり、1962年行われたデモンストレーション時にはアームで卵を割らず持ち上げるというパフォーマンス披露している。 操縦席区画後方には発電機とその動力源として補助エンジン、および各部駆動用の油圧ポンプ搭載されている。油圧ポンプエンジンからの動力よるもの電動式のもの、2種類搭載されていた。また、緊急時には搭乗ハッチ手動で開くことができるように、操縦席には手動式油圧ポンプ準備されている。

※この「ターレット」の解説は、「ビートル (ロボット)」の解説の一部です。
「ターレット」を含む「ビートル (ロボット)」の記事については、「ビートル (ロボット)」の概要を参照ください。

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