光学機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 23:51 UTC 版)
光学機器(こうがくきき、英語: optical equipment[1]、optical instrument[2])とは、狭義には複数の光学素子(光学的な装置に用いられる部品)を組み合わせて作った機器(光学器械)[3]。広義には光学素子、光学器具、光学器械、オプト・メカニカル機器、オプト・エレクトロニック機器の総称である[4]。
概要

単レンズ、プリズム、鏡、回折格子のように光学的な装置に使われる光学作用を持つ単体の部品を光学素子という[3][4]。この光学素子を用いた簡単な構造の器具を光学器具という[3](レンズに簡単な支持具を取り付けた虫めがねなど)[4]。
一方、カメラ、望遠鏡、顕微鏡など複数の光学素子を組みあせた器械を光学器械といい、これを光学機器ということがある[3]。この光学器具や光学器械のシステム全体を光学系という[3]。
さらに光学素子、光学器具、光学器械、オプト・メカニカル機器(測長機や超遠心分離機のように容積重量の大部分はメカニカルな構造部分であるが、レンズや鏡などの光学系の要素が必要不可欠な機器)、オプト・エレクトロニック機器(エレクトロニクス関連の構造物でありながら光学系の要素が性能の良否を左右する機器)を総称して光学機器ということもある[4]。
光学機器には民生品に属するものと業務用機器に属するものがある[5]。
主な光学機器
望遠鏡(双眼鏡)、顕微鏡、カメラ、距離計、プロジェクタ、干渉計、拡大鏡、六分儀、屈折計、内視鏡(ファイバースコープ)、オートコリメータ、プラネタリウムなどがあげられる[6]。
脚注
関連項目
光学機器
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「カーボンナノチューブ」の記事における「光学機器」の解説
電場をかけると5員環から電子が放出されるためFED、平面蛍光管、冷陰極管のカソード(陰極)デバイスへの応用も研究されている。また、X線の発生源としての研究も進められている。スーパーグロースCVD法を用いて二層カーボンナノチューブをディスプレイ用の電極基板上に直接成長させることによって均一な電子放出特性を示す。これによりFEDの一種であるカーボンナノチューブディスプレイへの応用が期待される。 ナノチューブ繊維をスーパーグロースCVD法を用いてブラシ状に構造化する事で反射率0.045%という世界で最も優れた灰色体(黒い物質)を作り出す事ができる。この物質はカーボンナノチューブ黒体と呼ばれている。 ナノオーダーの1次元的物質故、原子間力顕微鏡の探針やナノピンセットなどにも応用が期待される。CNT探針を用いた光ディスクのナノピット形状の測定など将来の100GB以上のナノ光ディスクへの応用も考えられている。
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「光学機器」の例文・使い方・用例・文例
- 光学機器の焦点面で交差し、観察または測定に使用されるお互いに直角に交わった2つの細かい線のどれか
- 多くの平行した溝のある表面で構成された光学機器
- 食道の内部を調べるための光学機器
- 光学機器の観察する側のレンズの組み合わせ
- 宝石商が用いる光学機器
- それなしには死角となる視界を可能にする光学機器
- 光学機器の接眼レンズの焦点面の細かい線、点、十字線またはワイヤのネットワーク
- 銃砲や測量器のように、照準をあわせる際に視覚を支援するための光学機器
- 分光分析のための光学機器
- (光学機器を使って)見える範囲
- 電子機器や光学機器を作るのに用いられる透明な水晶
- 潜望鏡という潜水艦が海上を偵察するのに使う光学機器
- アイソトープカメラという医療用光学機器
- ケプラー式望遠鏡という光学機器
- 光学機器の,目に近い方にあるレンズ
- 電波望遠鏡という光学機器
- シンチカメラという,医療用光学機器
光学機器と同じ種類の言葉
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