光学異性体
英訳・(英)同義/類義語:optical isomerism, optical activity
不斉炭素原子の存在が原因で生じる立体異性の一種で、偏光の振動面をそれぞれ逆向きに変化させるため、右旋性、左旋性を示すといい、D型、L型ということもある。もしくは、そのような性質のこと。
化合物名や化合物に関係する事項: | 低級脂肪酸 元素 光合成色素 光学異性体 光硬化ポリマー 免疫調節剤 全trans-レチナール |
旋光
(光学活性 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/19 01:10 UTC 版)
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旋光(せんこう、英: optical rotation)とは、直線偏光がある物質中を通過した際に回転する現象である。この性質を示す物質や化合物は旋光性あるいは光学活性を持つ、と言われる。右に回転させることを右旋性、左に回転させることを左旋性と言う。不斉な分子(糖など)の溶液や、偏極面を持つ結晶(水晶)などの固体、偏極したスピンをもつ気体原子・分子で起こる。糖化学ではシロップの濃度を求めるのに、光学では偏光[注釈 1]の操作に、化学では溶液中の基質の性質を検討するのに、医学においては糖尿病患者の血中糖濃度を測定するのに用いられる。
原理

光学活性は複屈折の一種である。直線偏光[注釈 2]は右円偏光(right-hand circularly、RHC、このページでは右円偏光に属する物理量に、下付文字あるいは上付文字として_
光学活性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/13 07:08 UTC 版)
もしアダマンタンの各頂点にそれぞれ異なる置換基があると、分子はキラルとなり光学活性を持つ。ビフェニルの例と同じく、キラル中心は特定の炭素原子ではない。1969年に、実際に4種の異なる置換基(水素原子、臭素原子、メチル基、カルボキシル基)を持つアダマンタンが合成されている。比旋光度は小さく、普通は1°以下である。
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