干渉計とは? わかりやすく解説

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かんしょう‐けい〔カンセフ‐〕【干渉計】

読み方:かんしょうけい

光源からの光を二つ以上に分け、再び合わせたときの光波干渉現象利用して、光の波長屈折率スペクトルの構造などを計測する装置


干渉法

(干渉計 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 08:02 UTC 版)

干渉法(かんしょうほう、: Interferometry)は複数の波動を重ね合わせるとき、それぞれの波の位相が一致した部分では波が強め合い、位相が逆転している部分では弱めあうこと(干渉)を利用して、波長周波数)や位相差を測定する技術のこと。この原理を利用した機器を主に干渉計(かんしょうけい、Interferometer)とよぶ。


  1. ^ 白色光を用いた場合、色分布によって可視化することもできる
  2. ^ コントラスト式測距を行うものもある


「干渉法」の続きの解説一覧

干渉計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 00:09 UTC 版)

ウィルソン山天文台」の記事における「干渉計」の解説

ウィルソン山の非常に安定した大気干渉法観測に非常に適している。干渉法複数視点からの観測データ組み合わせることで分解能上げ恒星直径のように天体微細なサイズ直接測定する方法である。マイケルソン1919年フッカー望遠鏡使って天文干渉法歴史上初めて他の恒星測定行なった赤外空間干渉計 (Infrared Spatial Interferometer, ISI) は中間赤外域を観測する3基の65インチ (1.7m) 望遠鏡アレイである。これらの望遠鏡最大70m離して配置することができ、これによって口径70m相当の分解能を得ることができる。望遠鏡で受光した信号ヘテロダイン回路通して電波の周波数変換され電波天文学から流用した技術用いて電気的に合成されるISIカリフォルニア大学バークレー校一部門によって運用されている。基線最大 (70m) に伸ばした場合分解能波長11µmにおいて0.003秒角達する。2003年7月9日には ISI中間赤外域で初めて、closure phase開口合成観測成功したCHARA (Center for High Angular Resolution Astronomy) アレイは6基の1m(40インチ望遠鏡3本の軸上に配置した干渉計で、最大基線長は330mである。この装置では光線真空管通って光学的に合成されるこのため地球の自転による光の位相変化打ち消すため、可動式の鏡を動かすための全長100m建物付属している。CHARAジョージア州立大学によって運用されており、2002年学術使用開始し2004年には常時運用始まった合成され画像赤外域で0.0005秒角分解可能である。2005年現在、6基の望遠鏡のうち4基が干渉観測用いられている。

※この「干渉計」の解説は、「ウィルソン山天文台」の解説の一部です。
「干渉計」を含む「ウィルソン山天文台」の記事については、「ウィルソン山天文台」の概要を参照ください。

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