二重スリット実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/04 02:23 UTC 版)
二重スリット実験（にじゅうスリットじっけん、英: Double-slit experiment）とは、粒子と波動の二重性を典型的に示す実験。ヤングの実験で使われた光の代わりに1個の粒子を使ったものである。リチャード・P・ファインマンはこれを「量子力学の精髄」と呼んだ。
- ^ Jönsson C, Zeitschrift für Physik, 161:454
- ^ Jönsson C (1974). Electron diffraction at multiple slits. American Journal of Physics, 4:4-11.
- ^ “フォトン（光子）の二重性”. Photonてらす. 2021年10月7日閲覧。
- ^ Physics Web
- ^ Arndt, Markus, Olaf Nairz, Julian Vos-Andreae, Claudia Keller, Gerbrand van der Zouw and Anton Zeilinger, 1999. "Wave-Particle Duality of C60 molecules." Nature, v. 401, pp. 680-682. オンライン・コピー
- ^ Nairz O, Arndt M, and Zeilenger A. "Quantum interference experiments with large molecules." American Journal of Physics, 2003; 71:319-325. オンライン・コピー
- ^ ハンス・クリスチャン・フォン・バイヤー著、水谷淳訳『量子が変える情報の宇宙』 ISBN 9784822282653 「第25章 ザイリンガーの原理‐実在の根底にある情報」p.303"....ザイリンガーは。六十個や七十個の炭素原子からなる巨大分子、バッキーボールが波動性を示すことを明らかにしている。次の目標はウイルスだ。"
- ^ コリン・ブルース(著)和田 純夫(訳)『量子力学の解釈問題―実験が示唆する「多世界」の実在』 講談社ブルーバックス ISBN 978-4062576000 p.35
- ^ a b c 白井仁人, 東克明,森田邦久,渡部鉄兵『量子という謎 = Quantum Enigma : 量子力学の哲学入門』 勁草書房 2012年 ISBN 978-4326700752 p.107-129
- ^ a b c 大崎敏郎量子ポテンシャル理論と確率力学核データニュース,No.76(2003)
- ^ a b 林久史波動関数のわかりやすい説明日本女子大学紀要 理学部 第24号(2016)
[続きの解説]
「二重スリット実験」の続きの解説一覧
- 1 二重スリット実験とは
- 2 二重スリット実験の概要
- 3 脚注
固有名詞の分類
- 二重スリット実験のページへのリンク
