要撃機型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:36 UTC 版)
「F-14 (戦闘機)」の記事における「要撃機型」の解説
上述の通りF-14に搭載された火器管制システムAN/AWG-9と、AIM-54 フェニックスは、要撃機への搭載を目的とする空軍との共同開発である。そのため、F-15と共に、老朽化したF-106に代わる要撃機としての採用が検討された。 要撃機としての能力は、上昇性能においてはF-15が優れるものの、ミサイルと火器管制システムの能力ではF-14が優れており、一長一短である。だが1970年代以降のアメリカ空軍は防空を軽視しており(それ以前にソ連の爆撃機の脅威を過大評価した事の反動である)、F-106後継機の選定は優先度の高い要件とはみなされず、結論を出さないままに立ち消えとなった。結局F-106は耐用年数の限界まで配備が続き、退役後はF-15およびF-16が要撃任務を引き継いでいる。
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