ビックバイパーの兵装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 07:14 UTC 版)
「ビックバイパー開発史」の記事における「ビックバイパーの兵装」の解説
量産化されたビックバイパーは直ちに実戦投入された。そして戦果を挙げるにしたがって各軍需企業はバイパー用の追加兵装を提案、開発が開始された。それらはバイパーの攻撃力の向上や長距離攻撃が可能になる装備が中心で、バイパーの戦闘能力の底上げを目指すものであった。ここでは主な追加兵装を紹介する。 ライドック・スーパーカノン 超硬質砲弾を分間3000発射出する接近火器。要するに機関砲の類である。 タグバード超長距離巡航ミサイル 亜光速まで加速が可能な巡航ミサイル。最大射程600万km。反陽子弾頭または対消滅弾頭を搭載。一撃で戦艦を屠ることが可能。 ベムトレー接近ミサイルL 亜光速ミサイルで、多数の弾頭を搭載可能。 対戦闘機ベムトレー拡散ミサイルポッド 40万発の小型硬質弾子を広範囲に散布し、敵機の機体を貫通、破壊する。 ベムトレー空間湾曲弾 小特異点を発生させることができる特殊弾頭。高速航行中の艦船を破壊することが可能。 ベムトレー残像投影機 敵ドップラーレーダーに母機(バイパー)と同様の機影を投影し、敵を欺瞞する電子機器。 湾曲空間察知レーダー ワープアウト時に発生する、空間の歪曲を感知するレーダー。空間トラップを40万km先から感知する能力を持つ。 ストマック超長距離無人偵察機 航続距離800万kmの無人偵察機。索敵システムの中枢である。 オプション遠隔誘導弾 攻撃および自機の防備を行う独立機動弾子。 これらの追加兵装は後に改良されてバイパー以外の戦闘機や攻撃機にも装備され、対バクテリアン戦争において大いに活躍した。バイパーの開発元であるクーディック・ランサー・アンド・シールズ社はバイパーシリーズT100~TV800までの攻撃機型、要撃機型、偵察機型などを対象とした「機能拡張計画」を提案。多くの軍需企業各社の技術協力によって開発が進められ、戦闘能力の強化、航続距離の増大を可能とする追加装備システムが作られた。 まず航続距離を増大させるプロペラント・タンクを追加し、さらに大型攻撃機なみの巨大なウェポン・ラックを装着させることによって長距離攻撃機としての機能を発揮させ、プロペラント・タンクは使用後に投棄、ドッグファイトを行い帰還するというものであった。さらにこの計画は飛躍し、ワープエンジン・ユニットを装着、超長距離攻撃機としての機能を追加するという野心的なものになった。だが、度重なるテストの結果、長時間の戦闘はパイロットの負担が著しく大きく、敵との交戦の際、集中力を欠いてしまうおそれがあった。その打開策としてパイロットを二名とし一人が操縦を担当、リーク人パイロットがガンナーを担当するという複座の長距離攻撃機型のバイパーが立案、設計されることになった。
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