母機
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「ストラトローンチ・システムズ」の記事における「母機」の解説
詳細は「スケールド・コンポジッツ ストラトローンチ(英語版)」を参照 空中発射ロケットの母機である「スケールド・コンポジッツ ストラトローンチ (Scaled Composites Stratolaunch) (右図の色分けでは■)」は、スケールド・コンポジッツ社で開発された。モデルナンバーが351であることから、「スケールド・コンポジッツ モデル351 ストラトローンチ(英:Scaled Composites Model 351 Stratolaunch)」、あるいは、略して「モデル351 ストラトローンチ(英:Model 351 Stratolaunch)」とも呼ばれる。また、伝説上の巨大な鷲「ロック(ロック鳥)」になぞらえた愛称「ロック(英:Roc)」があり、「モデル351 ロック(英:Model 351 Roc)」とも呼ばれている。 機体はロケットを機体中央下部に吊すため、それぞれに独立した尾翼を備えた双胴とし、ロケットの重量に対応するためターボファンエンジンを6基備えている。このため、翼幅は117 m (385 ft)とヒューズ H-4 ハーキュリーズ "スプルース・グース"(97.5m。右図の色分けでは■)を超えて史上最大の翼幅を持つ航空機(史上最も幅の広い航空機)となった。なお、全長はAn-225 ムリーヤ(84.0m。右図の色分けでは■。史上最長の飛行機)やボーイング747-8(76.3m。右図の色分けでは■)のほうが約72.54mのストラトローンチより長い。また、ストラトローンチは双胴機として史上最大である。乗員は右側胴体操縦室にて運航し、左側胴体は飛行データー解析機器を積載している。 機体重量は燃料を満載したロケットの分も含めて540,000 kg (1,200,000 lb) を超える。航空機の推力は6基の200 kN (46,000 lbf) ~ 296 kN (66,500 lbf) ジェットエンジンより生み出される。エンジン、アビオニクス、フライトデッキ、ランディングギアといった部品は、ユナイテッド航空から中古購入した2機の747-400から取り出されたパーツを流用することで開発コストを低減している。 離陸には3,700 m (12,000 ft) の滑走路が必要となるため、運用できる空港は限られる。 打ち上げミッション時における航続距離は2,200 km (1,200 nmi) を見込んでいる。 ストラトローンチでは、当初計画では母機の最初のテスト飛行を2015年に、テスト打ち上げを2016年に行いたいとしていたが、計画は遅延。完成した機体は2017年5月31日に初公開され、2019年4月13日に初飛行を果たした。
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母機
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「ALCM (ミサイル)」の記事における「母機」の解説
ALCMが運用可能な航空機は、B-52G/HとB-1Bである。両機とも、機内8発・機外12発の計20発の搭載能力を持つ。B-1BについてはB型の搭載・運用能力を有し、搭載試験は行われたものの、ALCMの実運用は行われていない。そのため、実運用はもっぱらB-52G/Hによって行われている。
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