【ドップラーレーダー】(どっぷらーれーだー)
レーダーの一種で、ドップラー効果により対象物との相対速度を測定することができるもの。
主な用途は気象レーダーである。大気中の水分(=雲)の動きを察知し、気象の変化を捉えるものである。
長距離を航行する飛行機や、飛行場などに装備される。
攻撃機などに搭載されるものは、地表で反射したレーダー波がドップラー効果により周波数が変化するのを利用し、対地速度を正確に測ることができる。
そのことから自律航法装置に応用され、機体の現在位置を知ることに役立つ。
ドップラーレーダー
ドップラー効果を利用して、移動体の速度や観測者との距離を測定する装置のこと。電磁波などを移動体に向けて発信し、発信した周波数と、移動体で反射して返ってくる波の周波数との差を測定して、移動体の速度、距離を求めるものである。レーザー光は高精度で分解能の高い測定を可能にしている。
参照 ドップラー効果ドップラー・レーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/30 09:51 UTC 版)
ドップラー・レーダー(英語: Doppler radar)とは、ドップラー効果による周波数の変移を観測することで、観測対象の相対的な移動速度と変位を観測する事のできるレーダーである。
- ^ クルマの衝突予防 ミリ波レーダー進化で普及加速へ
- ^ キーコム
- ^ 「ぶつからない自動車」を支える車載ミリ波レーダー、満を持して量産化へ
- ^ 3m離れていても心拍数を測定できるマイクロ波センサー
- ^ OKI、就寝時などの微細な呼吸レベルの動きも検知する「見守りシステム」を発売
- ^ a b 吉田 1996, pp. 84–86.
- ^ Adamy 2014, pp. 38–39.
- ^ Abeida, Habti; Zhang, Qilin; Li, Jian; Merabtine, Nadjim (2013). “Iterative Sparse Asymptotic Minimum Variance Based Approaches for Array Processing” (PDF). IEEE Transactions on Signal Processing (IEEE) 61 (4): 933–944. doi:10.1109/tsp.2012.2231676. ISSN 1053-587X .
- ^ Robust Estimation of Fetal Heart Rate Variability Using Doppler Ultrasound Field - B
- ^ Detection of Breast Microcalcifications Under Ultrasound Using Power Doppler
- 1 ドップラー・レーダーとは
- 2 ドップラー・レーダーの概要
- 3 近接信管
- 4 参考文献
ドップラーレーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/11 03:33 UTC 版)
詳細は「ドップラーレーダー」を参照 電磁波を放射し、大気中の雨や雪によって反射して返ってくる電磁波を分析する点はマイクロ波レーダーと同じである。雨や雪の位置と密度も観測することができるが、最大の特徴はドップラー効果に伴う周波数の偏移を観測できる点である。小さな雨粒や雲粒は、風に乗って動くため風と同じ動きをする。この雨粒や雲粒に当たって反射してくる電磁波の周波数の偏移を観測することで、その場所の風速や風向を推定することができる。 通常は、風速や風向を立体的に捉えるために、2つ以上の複数のレーダーから得られた情報を解析して推定する。 風速や風向を捉えることで、気象レーダーでは分かりにくかった細かいスケールでの気流の流れや雲の動きを把握できる。そのおかげで、乱気流につながるウインドシアやダウンバーストの観測、竜巻などにつながる上空の気流の乱れを観測することができる。 荒天時に雨雲と風の移動を観測するのに適したドップラーレーダーだが、晴天時は電波を反射する雨粒が無いため風の観測ができない。これを補うために、音波を用いたドップラーソーダーや光(レーザー)を用いたドップラーライダーが併用されることがある。
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ドップラーレーダー
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ドップラーレーダー
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「ドップラーレーダー」の例文・使い方・用例・文例
- 突風や集中豪雨の予測精度を向上させるため,気象庁は2007年度にドップラーレーダーを全国に設置する計画だ。
- ドップラーレーダーは風雨の向きや速度を観測することができる。
- 昨年11月に北海道・佐(さ)呂(ろ)間(ま)町を激しい竜巻が襲った後,同庁はドップラーレーダーをさらに7基設置することを決めた。
- 昨年,同庁は東京拠点のドップラーレーダーの有効性を検証し,その降雨予測的中率は従来のレーダーのものよりも5~10%精度が高いことがわかった。
- また,ドップラーレーダーは積乱雲の中の渦を観測することによって竜巻を予測するのにも有効である。
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