ドップラー・ライダー
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ドップラー・ライダー(英語: Doppler Lidar)とは、ドップラー効果による周波数の変移を観測することで、観測対象の相対的な移動速度と変位を観測する事のできるLIDARの一種である。LIDARとは、Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Rangingの略であり、「光検出と測距」ないし「レーザー画像検出と測距」は、光を用いたリモートセンシング技術の一つである。[1]
概要
マイクロ波の気象レーダーと比較して波長が短いため大気中のエアロゾルを対象としてライダーは晴天時でも測定可能となっている。 測定可能距離はレーザー出力によるが、世界的に普及しているものでは、鉛直照射型で上空200m程度、水平照射型(スキャニング)で10km程度、風速・風向を観測することが可能である。 また、設置地点からレーザー光を照射することで、観測範囲は陸上に限らず、洋上も観測可能である。[2]
脚注
出典
- ^ “三菱電機 ドップラーライダシステム:計測原理”. 三菱電機. 2017年4月18日閲覧。
- ^ “海域の風況をどのように調査するのか?【前編) −洋上風力発電の事業性を検討するために− なるほど話 DOWAエコジャーナル”. DOWAエコシステム (2015年8月1日). 2017年1月21日閲覧。
外部リンク
ドップラー・ライダー
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「ドップラー・レーダー」の記事における「ドップラー・ライダー」の解説
詳細は「ドップラー・ライダー」を参照 マイクロ波の代わりにレーザーによるドップラーLIDARを用いる方法もある。これにより分解能が向上する。装置全体を小型化する事も可能で、軽飛行機に搭載可能な機種も開発されつつある。
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