ドップラー効果とは? わかりやすく解説

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ドップラー‐こうか〔‐カウクワ〕【ドップラー効果】

読み方:どっぷらーこうか

波源観測者とが互いに近づくときは波長縮み互いに遠ざかるときは波長伸びて観測される現象1842年ドップラー光について発見、のち音についても指摘した


【ドップラー効果】(どっぷらーこうか)

音波電波などの波の発生源観測者との相対的な速度によって、波の周波数異なって観測される現象
サイレン鳴らした緊急車両近づく時には高い音(高周波)で、遠ざかる時には低い音(低周波)で聞こえる例が有名。

移動中の航空機発信するレーダー波も、接近する物体発信すると高い周波数で、遠ざかる物体発信すると低い周波数返ってくる。
これによって対象の距離を測るのがドップラーレーダーである。


ドップラー効果

英語 Doppler effect

光や音などの波動発生源観測者波動伝え媒質が、移動することによって波動周波数変化して観測される現象のこと。波動が進む実効的な距離が時間的に変化することによって起こり発生源観測者が近づいているとき周波数増大(音の場合高く聞こえる)、遠ざかっているとき周波数減少(音の場合低く聞こえる)して観測される音の発生源観測者同一線上運動している場合両者速度それぞれU0、U、音の伝播速度をc、風の速度をuとしたとき、発生源音の周波数f0と、観測者の、見かけ音の周波数fとの間には、f/f0=(u+c-U0)/(u+c-U)の関係がある。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ドップラー効果 Doppler effect

光源または音源観測者相対運動により、電磁波または音波周波数生じ変化波源観測者との距離が近づいていると周波数高くなり、離れていくと低くなる天体観測使われるものとして、光のドップラー効果がある。これは光が発信されている位置移動している場合に、光の色が変化して見え現象で、星が観測者に近づいてくると、その星の出している光の色はより青みがかって見える。これを青方偏移blue shift)という。逆に遠ざかる星の光は、より赤みがかって見える。これを赤方偏移red shift)という。

ドップラー効果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/30 09:51 UTC 版)

ドップラー効果(ドップラーこうか、: Doppler effect[1])またはドップラーシフト: Doppler shift)とは、音波電磁波などのの発生源(音源・光源など)が移動したりその観測者が移動することにより、波の発生源と観測者との間に相対的な速度が存在するときに、波の周波数が実際とは異なる値として観測される現象をいう。


  1. ^ 日本超音波医学会では、Dopplerの英語発音: [ˈdɒplə] に近い「ドプラ」と表記・発音する。


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