【パルスドップラーレーダー】(ぱるすどっぷらーれーだー)
ドップラー効果を利用してルックダウン能力を得る航空レーダー。
従来のレーダーと異なり、自機と同じ速度で接近する反応(つまり地表)をカットすることにより、下方へのレーダー視程を得ることができる。
地上を走る移動反応も探知可能だが、ホバリング中のヘリコプターや横切るように飛行する航空機は探知できない。
パルス・ドップラー・レーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/07 05:15 UTC 版)
「ドップラー・レーダー」の記事における「パルス・ドップラー・レーダー」の解説
パルスレーダーのうち、ドップラー処理を行うものをパルスドップラーレーダーと称する。 これは処理装置と変調器のあいだにCW発生器を挟んで、各送信パルスをコヒーレントとしている。各送信パルスが同じ信号の継続であるために、位相に一貫性があり、受信機はエコーパルスをコヒーレントに検波できる。コヒーレント検波は感度において著しい利点を有するほか、ドップラ偏移の測定によって目標の相対速度も測定できる。これらの特性により、クラッタから移動目標を抽出する能力に優れている。しかし一方で、パルス繰り返し周波数(PRF)に相当する距離以上の目標距離は不確かであるため、連続波レーダーと同様に周波数変調を用いて測距を行うものや、複数の異なるPRFを用いて不確かさを排除する方式が用いられる。 さらに、SAMV (アルゴリズム)のような最近の圧縮センシング技術は、ドップラーレーダーの通常の分解能限界を超える超解像度を得るのに有効である。
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