設計・装備とは? わかりやすく解説

設計・装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 05:29 UTC 版)

1125型大型対潜艦」の記事における「設計・装備」の解説

1125型の主な特徴は、艦上に6連装のRBU-24000を搭載し、RPK-1「ヴィーフリ」対潜ミサイル運用できることであった。この対潜ミサイルは、核弾頭使用できた。また、 1機ないし 2機の哨戒ヘリコプター搭載することができた。 大体の設計略図によれば排水量基準排水量で 5900t、通常排水量で 6650t、満載排水量で 7400t であった設計作業加速するため、船体58ミサイル巡洋艦のものが流用され、寸法全長 160メートル、幅 16メートル喫水は 6メートル であった。そこに、やはり58型と同型出力45,000馬力蒸気タービン主機関搭載した速力は、40ノット程度予定された。この速力は、水中30ノット高速移動する原子力潜水艦補足するのに必要なであった1125型大型対潜艦は、 RBU-24000を1基、艦橋直前搭載した。 RBU-24000 の前方には、M-1 「ヴォルナー」艦対空ミサイル・システムの連装発射装置 1基を搭載し艦尾にも同じ装置を 1基搭載した艦橋上と後上には、「ヴォルナー」の射撃管制レーダーである4R-90 「ヤタガーン」をそれぞれ1基ずつ搭載したまた、同じく2基のAK-726ロシア語版60口径76mm連装高角砲艦橋両脇搭載し、その上前檣両脇にMR-105 「トゥレーリ」GFCSを1基ずつ搭載したRBU-6000対潜迫撃砲も2基を艦首搭載した。 533mm 5連装魚雷装置 PTA-53-61(ロシア語版)は、2基を第2煙突後方両舷に配置した艦尾にはヘリコプター用飛行甲板設置し甲板下には 1機ないし 2機のヘリコプター収容できる格納庫設置したまた、そこには航空燃料予備タンクや、航空機用兵装予備弾庫も配置された。

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設計・装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 06:42 UTC 版)

フィアレス級哨戒艇」の記事における「設計・装備」の解説

船型としては中央船楼型を採用している。主機関としては、ドイツMTU社製のV型12気筒ディーゼルエンジンであるMTU 12V595 TE90型を2基搭載してそれぞれ1軸ずつのウォータージェット推進器を駆動する戦術情報処理装置としては、イスラエルエルビット・システムズ社製のST-3100 WCS搭載された。主たるセンサーとなるのは、やはりイスラエルエルタ・システムズ社製のEL/M-2228X多機能レーダーである。これはXバンド動作するコヒーレント・パルス・ドップラー・レーダーであり、対空・対水上捜索と砲射撃指揮双方用いられることからSGRS(Surveillance & Gunnery Radar System)と称される最大探知距離は100キロメートルで、戦闘機大の目標に対して50キロメートル有効探知距離備えている。またソナーとしては、フランスのトムソン・シントラ(現在のタレス・アンダーウォーター・システムズ)社製のTSM-2362ガッジョンが搭載される。これは哨戒ヘリコプター用のディッピングソナーをもとにスフェリオン・ソナー技術導入して開発された、13キロヘルツ級の中周波ソナーである。 主砲としては、シンガポール海軍で一般的な76mmスーパー・ラピッド砲を艦首甲板備えており、光学式のMSIS砲射撃指揮装置による統制を受ける。また近接防空用として、ミストラル近接防空ミサイル遠隔操作型サドラル連装発射機艦尾甲板設置する。 なお、OPV型では複合艇の揚降等用いるため、大容量電気油圧式クレーン設置した。ただし複合艇そのものは全艇に搭載されている。

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設計・装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 04:36 UTC 版)

スヴェルドロフ級巡洋艦」の記事における「設計・装備」の解説

船型68K型を踏襲して長船型とされたが、建造にあたっては、ソ連軍艦としては初の全溶構造採用している。素材としては、耐力30kgf/mm2の高張力鋼であるSHL-4型鋼用いられているが、「ジェルジンスキー」を起工した段階ではまだ質が悪く、後に製造方法改良の上で、船底舷側全て張り替えとなっている。しかし溶接技術導入により、船台上で建造期間は40短縮され、また船殻重量計画より290450トン軽量化された。主機関68K型のものが踏襲されており、機関配置同様のシフト配置とされている。 主砲としては、やはり68K型と同様に、B-38型 58口径152mm砲(射程31.5 km発射速度7.5発/分)を3連装砲塔配して搭載するが、この砲塔は、68K型のMk.5をもとに遠隔操作対応するなどした改良型のMk.5 bis型とされた。また砲射撃指揮装置(GFCS)も、68K型で搭載され光学式のモチブG型から、第303研究所が本級用に開発したレーダー搭載モルニアATs-68bis型に変更された。このGFCSは主装置予備装置砲塔内部装置から構成されていて、非常時には砲塔内部装置利用しての砲側射撃も可能である。高角機銃としては、68K型と同じくV-11 37mm連装機銃搭載され、そのGFCSとしては、やはりレーダー搭載のヤーコリM型用いられた。後に、新型のSM-20 ZIF-68-1型 45mm4連装砲を搭載する68bis-ZIF型の新規建造計画されたが、巡洋艦をさらに増勢した場合維持コスト憂慮しフルシチョフ指示によって、これは中止された。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/12 16:08 UTC 版)

グリシャ型コルベット」の記事における「設計・装備」の解説

本型は、基準排水量 800トン級の艦体に最大35ノットという高速力備えるように要求された。この要求性能満たすため、本型は、ペチャ型フリゲートにおいて搭載されていたのと同様のディーゼルエンジン×2基およびガスタービンエンジン×1基によるCODAG機関搭載している。 主レーダーとしてはMR-302「ループカ」(NATO名「ストラット・カーブ」)対空・対水上レーダー搭載される。これはSバンド使用し空中目標に対して98キロメートル (53 nmi)、水上目標に対して25キロメートル (13 nmi)の最大探知距離を発揮できる。またハル・ソナーとして5キロヘルツ低周波数のMGK-335MS「プラーチナ」(NATO名「ブル・ノーズ」)が、可変深度ソナーとしてKa-25PL哨戒ヘリコプターディッピングソナー艦載化したVGS-2「オーカ-2」(NATO名「エルク・テール」)が搭載される。 本型は、ソビエト海軍沿岸対潜艦艇としては初の艦対空ミサイル装備として4K33オサーM」個艦防空ミサイル・システムを搭載しており、そのZIF-122連装発射機艦首搭載されている。ZIF-122は昇降式の発射機であり、通常甲板下に収容されている。その他の基本的な武器システムポチ型のものを踏襲しており、砲熕火力としてはAK-725ドイツ語版ロシア語版) 57mm連装速射砲対潜火力としてはRBU-6000対潜ロケット発射機および533mm魚雷発射管備えている。

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エンデュアランス級揚陸艦」の記事における「設計・装備」の解説

ヘリコプター甲板上にはASIST着艦支援装置設置されている ウェルドック通じ艦尾門扉設計はシンガポール・シップビルディング・アンド・エンジニアリング(現在のシンガポール・テクノロジーズ・マリーン)社によって行われており、同社ではSTEM-1400型LST呼称されていた。前任のLST-542級は、艦首海岸擱座(ビーチング)して兵員車両揚陸することを前提とした戦車揚陸艦LSTであったが、本級は搭載する舟艇によって輸送揚陸を行うドック型揚陸艦とされており、艦尾には幅15.6メートル×高さ8メートルの下ヒンジ式の門扉設けられている。またRO-RO機能のため、艦首にも長さ16.8メートル×幅4.05メートル道板設けられているが、艦首形状バルバス・バウとされており、ビーチングは想定されていない上部構造直後の両舷には、力量25トンクレーンが各1基設置されており、物資の揚降に用いられる艦内には、戦車18両、その他車両20両と上陸部隊350名を収容可能であり、搭載量最大で1,080トンとされている。 ウェルドック車両甲板連続しており、4隻の上陸用舟艇収容運用することができる。この他上部構造物両舷に設けられダビットに、計4隻のEP-02型小型揚陸艇LCVP)と2隻の高速複合艇搭載されている。 上部構造後部ハンガーとされており、AS.332M中型輸送ヘリコプター2機を収容できるヘリコプター甲板上にはASIST(Aircraft Ship Integrated Secure and Traverse着艦支援・機移送装置設置されている。なお上甲板車両甲板は、力量22トン長さ18メートル×幅6メートルエレベータによって連絡されている。 兵装としては、シンガポール海軍で標準的な76mmスーパー・ラピッド砲が艦橋構造直前甲板室上に設置されている。なお当初計画では、40mm連装機銃およびゴールキーパー 30mmCIWS、さらにバラク個艦防空ミサイルVLS16セル)の搭載検討されていたが、これらはいずれ省かれた。また主たるセンサーとなるレーダーとしては、当初SAAB社製のシージラフが検討されていたが、IAIエルタ社製のEL/M-2238 STAR変更された。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/01 13:12 UTC 版)

チャールズ・ローレンス級高速輸送艦」の記事における「設計・装備」の解説

上記経緯により、基本的な設計はいずれもバックレイ級(TE型)のものが踏襲されており、主機関も、D形2胴型過熱器付き水管ボイラーエキスプレス缶; 蒸気圧435 psi (30.6 kgf/cm²)、温度399)と単胴蒸気タービン出力6,750馬力回転数5,600rpm)、これと直結された同期発電機発電出力4,600キロワット)によって発電し、電動機駆動することによるターボ・エレクトリック方式とされた。 一方APDという用途あわせて艦容一変しており、艦型も、原型艦の平甲板に対して中央船楼型とされて、船楼船体内には揚陸部隊および貨物収容スペース設けられた。奇襲的な運用想定していたこともあり、短期輸送前提に、居住設備比較簡素なものであった後部上部構造物や甲板には、護衛駆逐艦時代には高角機銃爆雷投射機が配置されていたが、これらは全て撤去されて、かわって船楼上両舷には揚陸部隊のための小型上陸用舟艇LCVPやLCPR)を運用するためのトリプル・ウェリン式ダビットが、またその後方に貨物揚降用のツイン・デリック・ブームを備えたラティス構造マスト設置された。なお、トリプル・ウェリン式ダビットは、その名の通り、本来は1基で揚陸艇3隻ずつを収容可能であったが、艦幅が小さAPDにおいては、両舷2隻ずつの搭載留められた。後甲板にはジープ6両を搭載することができた。 艦首甲板主砲は、艦砲射撃による対地火力支援考慮して、より大口径で長射程・大威力38口径5インチ単装砲とされた。なお、個艦防空用の40mm単装機銃3基を備えたほか、一部の艦は旗艦設備備えており、デリックかわりに40mm4連装機銃備えていた。また揚陸船団護衛考慮してソナー艦尾爆雷投下軌条(片舷分のみ)は残された。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 04:05 UTC 版)

はやせ (掃海母艦)」の記事における「設計・装備」の解説

設計面では、同年計画建造され機雷敷設艦「そうや」(44MMC)と共通点が多い、「そうや」が船首船楼型であるのに対して本艦全通二層甲板有し艦首艦尾に強いシア掛かっている平甲板型である。また、建造節約のために、船体構造防衛庁船舶設計基準依拠しているが工作法は造船所側の工作基準採用し船殻構造材大部分NK規格材使用し高張力鋼使用一部止められており、艤装品も一般舶用品を使用するなど、船価低減図られている。 後部甲板ヘリコプター甲板とされており、計画当時海自運用していたKV-107II-3掃海ヘリコプター発着対応しているヘリコプター搭載能力持っていないが、起動電源空中給油装置消火装置発動機洗浄装置航空燃料(JP-5)用タンク設けられている。その下方、第2甲板後半部には機雷庫が設けられており、機雷敷設装置2型による機雷敷設能力備えていた。機雷敷設軌条は、左舷側が手動式3条右舷側が電動式2条の計5条であり、機雷搭載数3000ポンド級の機雷115個、係維式の66式機雷(K-15)の場合250個とされている。 兵装は、除籍され護衛艦「わかば」に装備されていた68式50口径3インチ連装速射砲流用した他、機雷処分用としてMk.10 20mm単装機銃2門を装備したまた、SQS-11A中周波ソナー68式3連装魚雷発射管により、限定的ながら対潜能力有していた。 「はやせ」本来の任務である掃海母艦としては、当時の5個掃海隊を1隻で支援出来るように考慮されていた。掃海艇への補給は、泊地停泊して行う想定であり、ハイライン等には対応していない。艦尾甲板直前には5トン力量有する中折れ式クレーン設置されており、両舷に横付けした掃海艇への補給掃海具移動用いられる掃海母艦特有の補給品として掃海電纜などのケーブル類があり、後部上構両舷側リール巻きつけて搭載していた。掃海艇主機関掃海発電機部品修理レーダー機雷探知機調整のため、艦内には工作室鍛造室・電気整備室および補用品倉庫設けられている。また水中処分員減圧症罹患した場合備えて再圧チャンバー搭載された。

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設計・装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/12 16:42 UTC 版)

チャーリー2型原子力潜水艦」の記事における「設計・装備」の解説

設計にあたっては、引き続き112設計局(OKB-112)がこれにあたった。当初670型(チャーリーI型)の設計流用する予定であったが、ソナーはじめとするミサイル関連装備大重量化したことから、大幅な拡大再設計必要になった。結果として水中排水量にして17%全長にして10%弱の大型化となり、また船体セイル形状変更された。新開発防音ゴム導入により静粛性はさらに改善、また居住性向上した艦内区画8つ増えたが、予備浮力24%とさらに減少した上記通り主兵装P-120「マラヒート」(SS-N-9サイレン」)に更新された。これは、原型艦が搭載していたP-70「アメチスト」(SS-N-7「スターブライト」)の発展型であるが、射程倍増し飛翔高度も低高度化された。このミサイル射程延伸対応しソナーはより長距離探知可能なMGK-400「ルビコン」(探知距離180-200km)、後にはさらにMGK-500「スカト」(探知距離240km)とされた。これによって、対潜哨戒線の外側からのミサイル攻撃可能になり、本型の戦術価値大きく向上した。またミサイル射撃指揮装置としてはドナウ670M型が搭載されたが、これはデジタルコンピューターを使用して演算処理能力高度化させたことで、同時誘導可能なミサイル数は原型から倍増して8発となった。またミサイル発射後に海水を補重タンク注水して艦のバランス自動調整する装置導入された。

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設計・装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 06:37 UTC 版)

あすか (試験艦)」の記事における「設計・装備」の解説

船体は遮浪甲板型の船型採用している。艦首・底には新水上艦用ソーナー(OQS-XX)を設置したことから、投錨の際の干渉避け、また砕波発生位置できるだけ後方にしてOQS-XXから遠ざけるように、艦首鋭く突出している。OQS-XXはバウ・ドームのシリンドリカル・アレイ(CA)と艦底長大なフランク・アレイ(FAからなるが、予算の関係上、FAは片舷のみの装備とされた。艦橋構造物は4層よりなり、その最上部には射撃指揮装置3型FCS-3試作機のアクティブ・フェイズド・アレイ(AESAアンテナ4面配したレーダー機器室設置されていた。試験終了後FCS-3試作機部品ひゅうが型護衛艦の2隻に転用(AESA台枠3基がひゅうがに、1基がいせに使用された。素子不使用)されており、現在ではAESAアンテナ含めてすべて撤去されレーダー機器室にはカバーかけられている。また平成26年2014年)度以降、マルチファンクション・レーダー(FCS-3)の性能上策一環として開発されてきたXバンド多機能レーダー試作機搭載され海上試験実施される見込みであり、既に準備工事一部始まっているものとされている。 艦橋構造物の直前には01甲板レベル甲板室設置され、ここは3甲板吹抜け空所とされて、のちに新アスロック(後の07VLA)の運用試験のためのMk.41 mod.17 VLS(8セル)が設置された。また同様に就役後魚雷防御システム構成する投射静止ジャマーFAJ第二煙突前方船体中央部)、自走式デコイMOD右舷魚雷発射管横)の試作品搭載し運用試験実施しているほか、魚雷発射管12式魚雷試験のため更新されている。なお試験艦という性格上、艦艇乗組経験乏し試験要員乗艦機会も多いことから、通常一方通行のラッタルとされるところを二列並行階段配置し、また避難経路を示す誘導灯設置するなどの配慮なされている。また第2甲板配置され固有乗員居住区加えて、これらの試験要員などの便乗者用として、第3甲板に約100名分居住区設けられているほか、試験関係者打ち合わせ使える多目的講堂試験器材などを設置できる計測室が設けられている。なお本艦は、自衛艦として初め女性自衛官乗艦した艦でもあった。 主機としては、自衛艦としては初めてガスターボエレクトリック・ガスタービン複合COGLAG推進方式採用した。これは、巡航機としてゼネラル・エレクトリック LM2500ガスタービンエンジン1基を発電機として用いたターボ・エレクトリック方式を、加速機として同じくLM2500 2基による機械駆動用いるものであった。ただし、COGLAG試験終了後発電用LM2500は他に転用されて撤去されていることから、現在ではガスタービンエンジン2基のみが動力となっている。また運航要員省力化試みられており、操舵主機操縦操舵主機遠隔操縦装置統合したことで、従来それぞれの操縦員が必要だったに対してワンマン・コントロールが可能とされたほか、ボタン速力通信機採用により主機直接操縦が可能となった上甲板(第1甲板後部ヘリコプター甲板とされており、着艦拘束移送装置等は備えられていないものの、H-60系ヘリコプター発着可能な面積確保されている。またハンガーSH-60J収容できるようになっているが、それ以外にも試験機材の収容悪天候時の試験要員待機所など様々に用いられている。ヘリコプター甲板直下作業甲板(第2甲板)には曳航ソナー巻上げ装置搭載されているが、これは試験用という性格上、護衛艦用の実戦装備比してかなり大掛かりなものとされていた。

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設計・装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 04:37 UTC 版)

ゴトランド級潜水艦」の記事における「設計・装備」の解説

設計は、基本的には、ヴェステルイェトランド級(A-17型)をもとにスターリングAIPシステム搭載電子装備更新などに対応して改設計したものとなっている。本級で搭載されスターリングAIPシステムはV4-275R Mk.2(出力75キロワット)と称されており、上記の「ネッケン」での洋上試験搭載されMk.1発展型である。タンク貯蔵した液体酸素ケロシン燃料による燃焼反応で熱(約800度)を生じて、これを熱交換器ヘリウムガス伝えことによる膨張と、海水冷却による圧縮繰り返すことでピストンの上下動を生じさせるのである。本級では24トン液体酸素搭載されており、最大で3週間速力5ノット14日間潜航が可能とされている。搭載数は2基だが、さらに2基を追加する余地確保されている。スターリングAIPシステムは非常に静粛性優れており、また船体にはゴム製の水中吸音材装備されている。なお「ハッランド」では、より暖かい地方での活動対応するために空調設備強化されている。 潜水艦情報処理装置としてはSESUB-940Aを備える。メーカーであるサーブ社では9SCS Mk.3と称されており、その名の通り水上艦用9LV Mk.3を元に開発されたものであるテルマ Tp.IID多機能コンソール3基が配されており、272個の目標管理し、うち95個を同時に追尾できる。また1998年以降アップデートにより、新型のTp.62魚雷運用能力獲得したが、これは、魚雷ソナー捉えた目標情報母艦潜水艦情報処理装置転送する機能備えていた。ソナーとしては、ドイツSTNアトラス社製のCSU 90-2搭載された。これは同社CSU 83元に側面アレイ・ソナーを統合したもので、艦首PRS 3-15円筒アレイ魚雷警報装置、艦体装備FAS 3-1側面アレイから構成されている。

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設計・装備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 05:36 UTC 版)

あさひ型護衛艦 (初代)」の記事における「設計・装備」の解説

詳細は「キャノン級護衛駆逐艦」を参照 海上自衛隊護衛艦ディーゼル電気推進採用したのは本型のみであったが、以後ディーゼル護衛艦建造にはあまり影響与えなかった。大きな上部構造物などにより、同時に貸与されたリヴァモア級(あさかぜ型)と同様に重心高く復原性能に問題があったが、あさかぜ型のように改善工事を行うことはなく、そのまま装備最後まで運用された。 貸与後も装備基本的に大戦中のままだったが、1959年ソナー換装(「あさひ」はQCT-1から、また「はつひ」はQCS-1から、いずれもQHBaに)、1962年にはレーダー国産のOPS-16に更新している。

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