タチコマの機能・装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 16:26 UTC 版)
公安9課が保有する思考戦車。機体色は濃い水色。後部ポッド部と中央胴体部からなり、胴体には3指付きのマニピュレータ2本と、4本の脚、擲弾発射器(グレネードランチャー)と、目の様に見える3つの光学素子を持つ球形の外部観測機器が接続されている。なお、後部ポッド部にも外部観測機器が装備されている。マニピュレータは指でリバーシを打ったり、携帯ゲーム機で遊ぶなどの器用さを備え、右腕にはチェーンガンが固定装備されている。脚部にはタイヤが装備され、足による歩行、もしくはタイヤによる走行が可能である。後部のポッドには人が乗り込んで操縦が可能。ポッド内部は狭く、定員は1名。 武装は50mm擲弾発射器とチェーンガン(口径7.62×51mm)である。通常、擲弾砲には円筒形の砲口カバーが掛けられて鍵のような固定器具で封印されており、使用する時は人の手で固定器具を取り外さなければならない。なお、擲弾発射器はガトリングガン(口径12.7×99mm)に換装することが可能である。 装甲はせいぜい小口径のライフル弾を弾く程度で(それでも数発被弾すると装甲がへこむ)、機関砲弾等を被弾すると簡単に撃ち抜かれてしまう。しかし後部のポッドには相当の耐弾性があり乗員の生存性は高く、劇中では自衛軍の戦闘へリ「ジガバチAV」の30mmガトリング砲の砲弾を被弾した際も乗員は無事であったが、HAW-206から12.7×99mm弾の掃射を受けた際に胴体もろともポッドが破壊されている。 熱光学迷彩を装備している。ワイヤー発射装置があり、空気に晒されると瞬時に固化する液体ワイヤーを発射して空中を移動することができる。また、運動する物体に射出することでその物体の動きを止めることも可能。 『SAC_2045』では、基本的な設計・装備等は『S.S.S.』に登場したものと共通しているが、公安9課を離れて素子たちと行動を共にしている機体については、搭乗用ポッドがサイボーグ義体用に最適化されるなどの改造が施され、全体的に小型になっている。公安9課に残ったタチコマによると「魔改造」とのこと。
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