RAN-3Lとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > RAN-3Lの意味・解説 

RAN-3L

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/10 14:02 UTC 版)

RAN-3L
ジュゼッペ・ガリバルディ」。艦橋上部に設置された大型の横長パラボラアンテナが、RAN-3Lのアンテナ
種別 2次元パルス・ドップラー・レーダー[1]
目的 対空捜索用
開発・運用史
開発国 イタリア
就役年 1966年(開発開始)
1975年艦隊配備)
別名 MM/SPS-768
送信機
周波数 Lバンド[1]
パルス 78.4マイクロ秒
※1.6マイクロ秒にパルス圧縮[1]
送信尖頭電力 135kW
アンテナ
形式 リフレクタアンテナ
直径・寸法 幅7.56m×高さ3.65m[1]
アンテナ利得 30dB[1]
ビーム幅 2.15°×9°[1]
走査速度 6rpm
方位角 全周無制限
探知性能
探知距離 150 nmi (280 km)[1]
精度 角度:0.4°
距離:70m[1]

RAN-3Lは、イタリアのセレニア社が開発した2次元レーダーである。イタリア海軍ではMM/SPS-768の名称で制式採用され、主として対空捜索用として搭載された。

RAN-3Lは、それまでイタリア海軍が使用してきたアメリカ合衆国製のAN/SPS-12AN/SPS-40の後継として開発され、高効率化のためのパルス圧縮英語版機能や、移動目標識別英語版(MTI)機能付与やクラッター抑圧のためのパルス・ドップラー機能など、新技術を搭載した[1]

RAN-3Lは主に大型の駆逐艦などに搭載されたが、フリゲートに搭載するには重過ぎたため、同様の技術を用いながらも周波数Sバンドに変更するなどして小型軽量化を図ったRAN-10Sが新たに開発された。

搭載艦

 イタリア海軍

参考文献・サイト

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「RAN-3L」の関連用語

RAN-3Lのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



RAN-3Lのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのRAN-3L (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS