二進形式汎用気象通報式とは? わかりやすく解説

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二進形式汎用気象通報式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/21 03:29 UTC 版)

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二進形式汎用気象通報式(にしんけいしきはんようきしょうつうほうしき)、通称BUFR(Binary Universal Form for the Representation of meteorological data、バファー)とは、世界気象機関(WMO)が規定する国際的な気象通報の方式(気象通報式)。二進(バイナリ)データとしてファイルフォーマット化し伝送する方式。

各観測点から多数の気象要素を伝達する場合は、SYNOP、SHIP、METARなどを用いて使用しやすいようにしている。しかし、これとはまた異なる情報で、二進形式での伝達が効率の良いものが存在する。例えば、1要素について多数の観測点から集められてくる情報(実例:ウインドプロファイラ)や、平均値や平年差などの統計情報、数値予報に関係する格子点・計算値の情報(gpv,grib,grib2)などは、無駄の少ない二進形式が適している。

BUFRの主な規定

WMO刊行の『Manual on Codes』(WMO-No.306)中、"Part B - Binary Codes"の節の中で規定されている。Section 0~5までの6つの大項目で規定される。

Section 0

CCITT IA5規定に基づいて、文字形式で"BUFR"であることを示す。また、全データのオクテット長を3オクテットで示し、BUFRのエディションを示す。8オクテット

Section 1

エディション3では17オクテット、エディション4では22オクテットにわたり、日時やデータ形式などの必要な情報を盛り込む。

Section 2

WMOでは規定していないローカルのオプション。

Section 3

Section 4で記述されるデータ形式を示す部分。観測値かそうでないか、圧縮か非圧縮か、なども示される。

Section 4

データを記述するメインの部分。

Section 5

"7777"のみ。伝送の終了を示す。

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