レイスタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 05:55 UTC 版)
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場。ジャンク屋組合が独自に設計・生産している作業用MS。 C.E.71年6月15日〜16日の地球連合軍との『オーブ解放作戦』にオーブは敗れ、その戦後復興にジャンク屋組合が参加していた。ジャンク屋組合は謝礼としてM1アストレイのパーツを大量に入手し、それを流用して本機が制作された。約4割のパーツがM1からの流用品で、パーツの交換が容易な設計となっている。 機体設計は元モルゲンレーテ社の技術者ユン・セファンが、オーブ脱出時に同社からの持ち出しに失敗しユンと共にジャンク屋組合の所属になった5基の量子コンピュータのアイデアを参考に行っており、後にこの機体のデータを元に、後継機としてシビリアンアストレイシリーズが開発されている。 頭部ユニットは連合のダガー系に似たゴーグルタイプがデフォルト仕様だが、用途やパイロットの好みに合わせカスタマイズされた機体も多い。中でも2つ目に角型アンテナのガンダムタイプヘッドは人気が高く、それを専門に改造を請け負う業者も存在する程であった。 脚部は大型クレーンに変形し、大型重機として使用可能。設置位置の関係上基本的に宇宙用の装備であり、その大きさ故決して精密作業向きでは無いがその分高いパワーを発揮する。またコクピットハッチは前面・上面の2ヶ所に存在し、前面を展開した状態での目視作業も可能。背部には規格化された多目的プラグが内蔵され、用途に応じて様々なオプションを装着することも可能となっている。 主にジャンク屋組合で運用される他に他企業へのレンタルも行われているが、戦闘目的での使用は禁止されており固定武装も基本的には持たない。だがパーツの半数近くがM1と共通であるため武器の運用自体は可能であり、ジェネシスαが自衛目的で戦闘を決断した際は、M1の物と同一と思われる71式ビームライフルと対ビームシールド(ジャンク組合のロゴ入り)で武装して出撃した。 『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』ではシビリアンアストレイの登場によって型落ち機として払い下げられ、ゲリラ等の武装勢力に利用される事も多い。 なお機体名の「RAYSTA」(レイスタ)は、「ASTRAY」(アストレイ)をアナグラム化したものである。
※この「レイスタ」の解説は、「M1アストレイ」の解説の一部です。
「レイスタ」を含む「M1アストレイ」の記事については、「M1アストレイ」の概要を参照ください。
- レイスタのページへのリンク